もう1湯、温泉博士の手形で行った兵庫県の温泉を。
神戸市垂水区の青山台や塩屋町あたりの高台を通称ジェームス山と呼ぶ。
瀬戸内海を見下ろせる高級住宅地でもある。
このエリアでは珍しい乳白色の温泉が売りの日帰り施設「月の湯舟」はそんな小高い丘の上にあり、付近と調和した一見美術館のようなコンクリートの打ちっぱなしの建物である。
ジェームス山天然温泉 「月の湯舟」
駐車場に車を停めるが、入口がわからずウロウロ。
だってこんな↓先に温泉があるとか思わないし![]()
平日の日中なのでそれほど混んではいなかった。
中は表ほどクールな感じはしない。
わりと日帰り施設感(?)があってホッとする![]()
内湯では温泉を使用していないので、向かうは露天風呂。
やっぱり乳白色の湯に早く入りたい!
「望(もち)の湯」がそのメイン浴槽。
混んではいないのだが、浴槽の縁でゆったりと開チンしている若者グループ
がいて、いつものような写真は撮れず。
泉質は含弱放射能-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉。
31.8度の源泉を加温して循環。
しかし新湯も注入されており、オーバーフローもしっかりあった。
ほとんど無味無臭なのだが、塩素臭がかなりあるのが残念。
炭酸水素イオンも1640mg/kgとかなり多いのだがスベスベ感は思ったほどない。
結晶化してしまっているからだろうか(化学知識が無い者の妄想レベルです)。
そして、湯の色はほぼ透明だった。
白く結晶した炭酸カルシウムが浴槽の底に溜まり、また析出物として湯の流れる跡に続いている。
日によっては結晶が多く、湯自体が白濁するのだろう。
白骨の湯のように青白くなることも多いようだ。
この日の結晶は白い湯の花程度だった。
いわゆる硫化水素泉系の濁りではない。
ちなみに以前は配管を詰まらせる結晶を完全ろ過していたのを、2005年4月より結晶を活かしたまま浴槽に注ぐ技術を導入したそうだ。
露天風呂はまだある。
石段を降りて行くと今度は完全に無色透明の湯が張ってあった。
結晶は無い。
循環だったが、かなり強い塩味がする。
弱めの塩素臭以外はほぼ無臭。
これが「朔(さく)の湯」で、最初は別の泉質の湯が湧いているのかと思ったが、これは瀬戸内海の海水をローリーしてるとのこと。
もはや温泉ではなかった。
うぅむ…とは言え海水を沸かしてろ過すると食塩泉と区別がつかないじゃないか![]()
もちろん施設ではしっかりそのことは謳っているので、ぼくの事前チェック不足だけ。
露天風呂エリアは全体的に浴槽の配置もなかなか美しく、やはりよくデザインされているため一般的には人気が高いであろう。
ただし全体的に塩素臭はキツイかも。
どうせなら「望の湯」が濁っているときに来たかったなぁ。
ジェームス山温泉 「月の湯舟」
兵庫県神戸市垂水区青山台7-4-46
078-752-2619
入浴料700円(土日祝800円)のところ、温泉博士の手形で無料
含弱放射能-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(中性・低張性・低温泉)
<望の湯=ジェームス山1号源泉>
31.8度
pH6.7
成分総計4.133g/kg
ほぼ無色透明・ほぼ無味無臭(塩素臭)
白い結晶が多数沈着
加温・循環ろ過・塩素消毒




