さて、出雲湯村温泉からは離れるけどまだ続くよ、島根の湯シリーズ。
出雲湯村温泉から車で1時間ほどのところにある斐乃上温泉に向かった。
古事記によるとスサノオノミコトがオロチ退治に降臨したとされる船通山の麓に湧く温泉である。
ぼくのリアル温泉師匠
の一人でもある温泉旅行博士の藤田氏と中央温泉研究所によって「日本三大美肌の湯」の一つに認定された温泉でもある。
まず1月に訪れたとき。
雪は多いが何とかなるかと思って進んだら…。
…???![]()
雪に埋もれて宿がどこにあるかもわからない。
ようやく見つけた看板には臨時休業の文字が…また確認しないで行って玉砕!
そして2月、今度は電話で立寄り可能を確認してリベンジに訪れたのであった。
出雲湯村温泉のあたりは1月に比べて雪は減っていたが、この辺りはあまり変わらない。
次第に道路も完全に雪に埋もれてしまった。
それでも雪に囲まれた駐車場らしきところに車を停める。
こんな雪の切通しを歩いて…。
ようやくたどり着けたよ、かたくりの里「民宿たなべ」。
斐乃上温泉 「民宿たなべ」
斐乃上温泉には入浴できる施設が2つある。
「斐乃上荘・ヴィラ船通山」と、この「民宿たなべ」。
斐乃上荘の方はどうも循環っぽいのと、冬期は休業していたらしいというのもあって、迷わず「民宿たなべ」に向かった。
玄関で案内を乞い、500円を支払って貴重品を預ける。
民宿となっているがパブリックなスペースも広く、館内は新しい。
木のぬくもりに満ちた、なかなか素敵な宿ではないか。
さて浴場は男女別。
扉を開けると湯気で真っ白だ。
貸切状態だったので、頑張ってこんな感じに撮影。
無色透明のアルカリ性単純温泉がしっかりかけ流されていた。
美肌の湯と言われるトロ味も写真からお分かりだろうか。
源泉温度26.5度なので、加温しているがこの規模でかけ流しは素晴らしい!
もちろん消毒臭なんて微塵もしない。
pH10近いだけあって、浴感もしっかりツルスベ。
成分総計は0.16g/kgと少ないが、このツルスベ感は個性的で肌にまとわりつく感じだ。
出雲湯村温泉 同様、長湯をしてもちっとも湯もたれしなさそう。
奥のカランから湯が2本投じられている。
右の太い流れが加温の源泉。
左の細い流れがそのままの源泉。
浴用ではほとんど無味無臭だったが、そのままの源泉では仄かな硫化水素臭がする!
そして淡い卵味もある!![]()
新鮮なままの源泉を常時投入しているのは何とも嬉しい。
斐乃上温泉全体で湧出量は800リットル/分あるらしい。
燃料費のコストさえ何とかなれば、かけ流しにできるだけの湧出があるのだ。
これは夏などに再訪して、より源泉に近い状況で入りたいものだ。
窓から露天風呂が見えたが冬期はやってないのか。
湯が張ってなかった。
源泉温度を考えると致し方ないであろう。
露天風呂至上主義者ではないので問題なし。
浴後はスベスベ感がしっかり残り、なるほど確かに美肌の湯、間違いなし!
宿の雰囲気もよく、これだけ山深いと山菜の季節とか食事も期待できそう。
ツルスベとろとろの湯に浸かりつつ、山菜の天婦羅をアテに酒が進みそうだ。
斐乃上温泉 「民宿たなべ」
島根県仁多郡奥出雲町船通山登山口
0854-52-0930
入浴料 500円
アルカリ性単純温泉(アルカリ性・低張性・低温泉)
26.5度
pH9.6(10の表記もあり)
成分総計0.16g/kg
無色透明
浴用加温でほぼ無味無臭
源泉で仄かな硫化水素臭と淡い卵味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
加温かけ流し
なおこの「民宿たなべ」と「斐乃上荘」の間に温泉スタンドがあった。
雪で埋もれていたが何とか回り込んで蛇口へ行くと、結構使われているようだ。
ただ貯湯しているためなのか、「民宿たなべ」の源泉湯口よりも新鮮味が無いような気がした。













