最近飲まなくなってきたのがクラシカルなリオハワイン。
リオハというのはスペインで最も知られたワインの産地なんだけど、主にテンプラニーリョというブドウをしっかり樽熟させたスタイルのワインを作ってきた。
この樽熟ニュアンスがたっぷりついたテンプラニーリョのワイン、それはクラシカルなリオハワインの特徴でありつつ、でも最近ではあまり流行らないというか飲まれなくなってきているようだ。
そういえばぼくもあまり飲んでない。
せいぜいクリアンサと呼ばれる最低6ヶ月樽熟させる程度のものばかり。
最近はリオハでもオーク樽ではなくステンレスタンクを使用するワインがたくさん作られており、しかもそれらは美味しいものが多い。
だがしかし、ぼくが赤ワインを最初に好きになったきっかけが、このクラシカルなリオハワイン。
ダリも愛したと言われる「マルケス・デ・リスカル」のレゼルバ。
テンプラニーリョの奥深い甘味に樽熟のニュアンスが実に色っぽく乗ったワインだった。
前置きが長くなったけど、久しぶりにそんなタイプのワインを飲みたくなり、安いときに買ってストックしておいたヤツ、「プラドエネア・グランレゼルバ・94」を空けた。
Prado Enea Gran Reserva 94
久々のクラシカルリオハではあるが、久々の古酒でもある。
このクラスのワインだと17年ぐらいの経年は楽に持ちこたえるとは思うのだがどうだろうか。
この「プラドエネア」はボデガス・ムガのフラッグシップ的ワインだった。
今はその上に「トーレ・ムガ」というのがあり、そちらはわりとモダンなスタイル。
96を飲んだことがあり、それは素晴らしかったなぁ。
「プラドエネア」はそれよりかなり前に何度か飲んでおり、確か91とこの94だったか。
どちらもしっかり美味しかった記憶がある。
グランレゼルバらしく丸3年樽熟させており、使用ブドウはテンプラニーリョ85%にガルナチャ、マズエロ、グラシアーノが5%ずつ。
色は少しエビ茶色がかってはいるもののしっかりとした赤味があり、濃さも十分に保っている。
香りはさすがに熟成香が出てきていつつも果実香もたっぷり感じられ、時間が経っても全然衰えない。
けっして古酒命ではないものの、たまにはいいものだ、この香り。
味わいの複雑な展開も予想通りで、タンニンもまだ残っている。
ただ以前の記憶よりボディがやせている気がした。
すでに飲み頃が過ぎてしまっていたのかな…ちょっと意外だったけど。
ぼくの経験値だとその辺のところはよく分からなかった。
買値が安かったのは何か事情があったのかとも考えたが、まあいいでしょう。
個人的には久しぶりに懐かしく楽しめたし。
この日は賞味期限スレスレでトロトロ状態の白カビ系チーズがアテ。
「Le Paille」で、こいつがまた美味しかったのである![]()
白カビ系ながらギリギリまでひっぱるとウォッシュのような風味が素敵~!
十分この赤の古酒の相手をしてくれた。

