最近はコレクター癖がめっきり薄れ、モノを集めるということをほとんど辞めてしまった。
まあその分、温泉に行ったりはしているのでハマリ性は変わってないようだが。
それでも数少ない集めている分野が未だにあったりする。
ほとんど意地で続けてる感じだけど![]()
そんな1つが昭和の奇才歴史小説家、八切止夫の著作。
今ではいわゆる「トンデモ本」扱いされてしまっているが、独自の史観で日本の「裏歴史」を死ぬまで掘り下げ続けた本を書き続けた人である。
一時期は流行作家として大手の出版社からたくさん刊行していたが、内容のせいか本人の性格のせいか締め出しをくらう形となり、今でいうインディーズの出版社「日本シェル出版」を設立し、膨大な数の著作を刊行する。
ただこれが表紙やタイトルを変えて同じ中身だったり、何度も合本を作ってみたり、とにかく全貌を把握するのに非常に骨が折れる。
最初は「八切史観」にのめりこんだものの、その内容の信憑性は次第にぼくの中ではさほど重要ではなくなり、ひたすらこの奇矯で孤高な人物を追いたくなった。
ちなみに「サンカ」などへの興味に火をつけたのも、八切からだ。
おそらくほとんどの著作は手に入れたはず(中身同じのタイトル違いとかは除く)で、古書市でかなりの額を出して買ったものもあれば、町のバザーで数十円で手に入れたものもある。
そんな中、今までどうしても手に入らなかった一冊をヤフオクで見つけてしまった。
八切の著作の方向(裏歴史)から離れている内容のためか、ごくごく少ないマニアしかこの本の存在を知らなかったのだろう。
でもって牛丼が食べられるぐらいの値段で落札してしまった![]()
それがこれだ。
「大地震 大避難」
タイミング的にちょっとビックリ。
刊行は1978年だが、文章的には1973年に起こった「根室半島沖地震」を契機にまとめたようだ。
ちなみにカバーに「八切止夫」の名前はなく、「防災対策協議会編」というアバウトな表記になっている。
以前から八切の著作には勝手な引用が多いことが指摘されており、裁判にもなってるようなのでこの本も本人が全てを書いたわけではないだろう。
八切自身は自分の著作権を放棄しているが。
ざっと見たところ真面目な災害対策の話が続きつつ、いつの間にか裏歴史の話になっている。
やっぱり面白そう。
それにしても何でもあり的な「日本シェル出版」からの刊行物の中でもこれは異色中の異色。
誰も探してないかもしれないが、ぼく的には久々のお宝ゲットだった![]()
