8月3日(金)7:28


予定日より3日遅れて長女が誕生した。


トリ日記



妻の陣痛は3日前から定期的に生じていたけど、


8月2日(木)の20時くらいから、


陣痛が激しくなり、深夜の1時過ぎに


病院に駆け込んだ。


「立会い出産」を希望した私だが、


それから約6時間の戦いが開始された。


陣痛が来るたびに、妻の腰をさすり、


テニスボールをお尻にあてがう。


これが、10回、100回と繰り返されるうち、


私の腕は完全に「棒」のようになる。


前日も、全力で仕事をしていたので、


激しい睡魔に襲われるも、妻も頑張っている


ので、魂を奮い立たせて頑張る。


※後になって分かるのだが、私の頑張りは

妻の頑張りの1/100にも値しない。



そうこうしているうち、長女が誕生。


本当に泣くのか?


足や手はちゃんと付いているのか?


目は開くのか?


など、不安ばかりが先行したが、


その後の看護師さんの調査で


外見からは健康体と判定。


ほっと一安心。



8月4日の夕方、長女の命名。


「和里」と書いて、「あいり」と読む。


人々を和ませ、ふるさとのような温かい心を


もった女性に育ってほしい


という願いを込めた。



人は、1人で生きていくのではない。


他人がいて、自分がいる。


だからこそ、周囲の人たちを和ませる、そんな


優しい女性になってほしい。


妻の智里の一文字も活用している。


長女が生まれて、3日目の今、


感じていることを、ここに記したいと思う。


1)身近な人の温かい気持ちに感謝


長女誕生の知らせを、親族、親しい友人、


Facebook上の友人に報告したところ、


たくさんの方から温かいコメントを頂く。


ずっと会っていない秋田の友人、大学時代の


友人、仕事でお世話になった人など。


中には、わざわざ、妻が入院してる


病室まで会いに来て、お祝いを伝えてくれる


人までいた。


和里(あいり)は素敵な人たちに祝福されながら、


誕生したのだと、うれしく思う。


2)妻への感謝


和里(あいり)が生まれるまでの10ヶ月間、


自分のしたいことを我慢し、激しいつわりと


戦いながら、これまで頑張った妻に心から


感謝をしたい。


最後の最後まで、娘のため、ジョージ(犬)、


私のためを思った生活。


自分のわがままは一切なし。


本当に素晴らしく、心から尊敬をする人だ。


この人と一緒に、素敵な家族を築いて


いきたいと改めて思った。


3)未来への責任


和里(あいり)が誕生した瞬間、じっくり


娘の顔を眺めながら考えたことがある。


和里(あいり)が、20年後に生きている


社会はどうなっているのだろう。


今の社会は問題が山積みだ。


・欧州に端を発した金融不安


・決められないだけでなく、足を引っ張り合う政治


・優秀な経営者が海外に拠点を移すことによる、

産業の空洞化


・国際社会における日本の相対的地位の低下


・国防の弱体化


・合計800兆円の借金と、年間100兆円もの借金創出


・個人資産1,500兆円を、国の借金が逆転した

際に発生する長期金利上昇とインフレリスク


など、書き出すときりがない。


このような問題を先送りにした結果、


そのツケを払うのは子供の世代である。


私たちの世代は、どちらかと言えば、


恵まれた世代だと思う。


高度経済成長を成し遂げた日本の


「預金」の恩恵は、確実に私たちの


生活を守ってくれた。


その「預金」が、今、なくなりつつある。


それは経済的な預金だけではなく、


政治、教育、国際レピテーション、技術


などあらゆる面での預金である。


私たちの世代は、今のために「預金」


を使うのではなく、未来のために「貯金」


することに、もっと時間と知恵を費やすべき。


未来の子供の世代に、素晴らしい「貯金」を


残せるよう、今の自分にできる精一杯の


ことをやりたいと思う。


今回、お祝い頂いた皆さんには、落ち着いたら


しっかりと恩返ししたいと思います。


トリ日記



2012年8月5日 某産婦人科にて