以前、ブログにも書いた勉強会の次のテーマが
「古典」から学ぶです。
10冊の古典が宿題として出され、それぞれをしっかり
読み込んだ後に勉強会に挑むことになる。
※全ての章ではなく、大切と思われる一部の章。
前回に続き、今回のテーマ設定は太田さんの担当。
10冊分の全ての古典の、大切な章を全員分コピーして
頂いた。
この姿勢に感激です!ありがとうございます!
古典は以前から興味があったのですが、なかなか読む機会が
なかったので、早速、1冊目から読み始めました。
一冊目は、アダムスミスの「国富論」。その第1章の「分業」
というテーマでした。
国富論は、「紙の見えざる手」で有名で聞いたことはありましたが、
まともに読んだのは初めてでした。
分業という章については、今の仕事に置き換えても学ぶ点が
多かったです。
概略を記載すると、労働の生産性を飛躍的に向上させたのは、
「分業」という考えが登場してから。
例えば、安全ピンを作成するという作業があった際、一人が
1日に製造できるのは、せいぜい10本程度。しかし、これを
分業して製造すると、全体で1,000本製造できる。10名で分業した場合、
一人あたり100本ということになる。
国富論によると、生産性が向上するのは3つの要因があるとのこと。
①分業することで個々人の能力が向上する
②1つの種類の作業から別の種類の作業に移る際の、時間を節約できる
③効率化する機器が発明されて、仕事が容易になる
なるほど・・・ 言われてみると、今の仕事でもそうだと思います。
この章では、更にここから分業の起源の説明にはいり、
「自己利益を各々が追求することが、全体利益につながる」
という、いわゆる神の見えざる手に触れる内容が書かれている。
この点も、非常に思慮深い内容でした。
性善説とか、性悪説という単純な議論よりも、更に深い内容だと思う。
国富論を読み、分業について私が感じたことは、
・分業するべき仕事と、すべきではない仕事は存在すること
・上記を適切に判断するのは、マネジメントの大切な仕事
・今行っている仕事について、常に分業の有無を考える
※分業した方が、組織生産制があがるのであれば、分業するべき
・個々人の利益追求が、組織利益につながること。
・でも、個人も組織も利益追求は制約条件があること
・自社の不得意分野は、合理的に判断し、必要であれば分業を促進する
※限られた資本を、有効活用するために
と、ざっとこのような感じです。もっと、エッセンスがあるような
気がするので、次回勉強会までに読み直してみたいと思います。
※次は、マックスウェーバーの「プロテンタンディズムの精神と資本主義の精神」
を読みます!