「音源買占め」が起こる理由 | K-POP(勝手に)うんちくブログ

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韓国芸能、K-POP、新曲について勝手に語る。

 

 

K-POP界では「音源買占め」が長く騒動となって来たのですが、最近、そんな業界に「新システムが導入される」との報道が出ていたので、長文ですけど、コロナ疲れの間の「ちょっとした時間潰し」にでも、読んで下さい(^_^)

 

 

いわゆる「老舗」のmelonなどとは違い、新規参入組がリスナーの取り込み、および、あまり儲かっていないミュージシャンを対象として動き出しているようです。

 

 

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音源、新参入組の取り込み

音源買占め議論、リアルタイムチャートの歪曲など、信頼度が落ちたK-POP音源市場に、最近、音源業界の「後発者」たちの新たな試みが話題となっている。NAIVERが運営する音楽サービス「VIBE」は、音源使用料精算システムの見直しに乗り出した。また、SKテレコムの音楽プラットフォーム「FLO」はチャート順位集計方式を変えた。これまで歪曲された音楽市場の構造に疲労感を吐露した音楽創作者たちの間でも、新たな試みへの期待感が高まっている。しかし、音楽市場に蔓延している不信感に対し、構造的な解決策になり得るかどうか?はまだ慎重な意見が多い。

 

現在、音源使用料の35%は音源配信プラットフォーム側が持っていき、65%を作曲・作詞家、アルバム製作者、歌手など、いわゆる「創作者」に分配されている。韓国の音源会社は、全体の再生回数で特定音源が占める割合を計算し、創作者の割合を配分(比例配分制)している。全体利用者が支払った総利用料金をプラットホームの総再生数に分け、1曲当たりの単価を算定した後、各音源の再生数を掛ける方式だ。 

 

しかし、「VIBE」が新たに導入した制度はこれとは違い、個人の利用料金と音源使用内訳を1つ1つ計算して算出する「個別精算」だ。ユーザーが支払った料金が、実際にユーザーが聴いた音源の創作者にだけ支払われるシステムになる。現在、主に導入されている「比例配分制」では、「チャート上位の人気ミュージシャンらに利益が集中する構造」と、NAVER側は指摘している。

 

今後、実際に非主流ミュージシャンらが体感できるほど、新しい精算方式が有効かどうかは見守らなければならない状況で、新精算方式を導入するにあたり、音楽著作権者を代弁する「韓国音楽著作権協会」など、著作権信託団体との合意が必要となってくる。

 

 

<新方式は買占め撲滅に役立つか?>

 

音源の買占め防止について、新方式への歌謡界の関心は高い。「個別精算方式を導入すれば、チャートの上位圏に入る必要性が低くなるため、音源の買い占めも減らせる」というのがNAVER側の主張だが、「FLO」も最近、短時間内の非正常なチャート入り「行為」を少なくするため、チャート改編を発表した。 FLOが導入した「FLOチャート」は人工知能(AI)技術で非正常な再生履歴を順位算定から除外し、1時間単位の音楽再生回数ではなく、24時間累積データを基準にチャートを算定する新システムのこと。

 

これまで音楽界では、音源買い占め根絶のため「リアルタイムチャート制度を変えなければならない」という声が多かった、その理由は、一旦チャート上位に入れば、音源収益のみならず、膨大なPR効果が得られるため、「買い占め」の誘惑に負けてしまうからだ。 レーベル協会側も「FLOが非正常な再生を感知すると聞いたが、それがどれほどの精度で行われるのかを見定めなければならない。チャート制がなくならない限り、過熱は続くだろう」とも述べている。

 

また、音楽関係者も「リアルタイムチャートが日刊チャートに変われば、日刊チャートに過熱が移るだけの可能性がある」とも指摘している。実際、「FLO」がチャートを改編した後、むしろ人気アイドルグループ、NCT127の新曲が最上位圏に居座り続ける現象が起こった。24時間の累積チャートが適用されたことで、「徹夜ストリーミング」を得意とするアイドルファンダムの影響力が、かえって強化されたのではないか?という意見さえ出ている。

 

FLO側はこのような現象について、「AIロジックを今後引き続き高精度化していく予定」と、「アイドルファンダム」の音楽消費も1つの趣向として尊重してもらえる、多様なサービスを企画中」と説明した。FLOやVIBEなど、いわゆる音源「後発組」の新たな試みについて、老舗の「melon」や「ジニー」など、業界トップ組が音楽市場の変化に、どう反応していくか?にも関心が高まっている。

 

先月時点での韓国の音源、月間活発ユーザー数

 

1位 melon 618万人

2位 genie 284万人

3位 FLO 177万人

4位 bugs 43万人

5位 VIBE 34万人

 

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という感じ。

そもそも「曲の再生回数×いくら」で、創作者側に支払われているわけではなく、全体の再生回数から「割合」で精算する、という、なんとも計算がめんどくさそうな方式ですが、逆に音源会社への「貢献度(回転数)」で上位陣から収益の「取り分」が決まっていくようなものですから、人気歌手なら、配信会社との関係も良好だし、むしろ文句もないでしょうね。このような計算方針もきっと「買い占め」を助長しているのかな・・・

 

 

ただ、韓国ではなかなか海外資本の音源会社、および、新規参入組が根付かない、という傾向もあるようです。

 

 

 

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<韓国ではAppleも根付かず>

従来の音源サイトの1時間単位の「リアルタイムチャート」は、特定ファンダムによって順位が左右されるか、もしくは、「バイラルマーケティング」による歪曲が起きる確率が高いという指摘をこれまで受けてきた。 このため、「実際の大衆の関心とは順位がかけ離れている」という指摘まで起こっていた。新参入の「FLO」は「フローチャート」と呼ばれる、24時間の累積チャートを毎時定刻に更新し、短時間で異常にチャートに進入する歪みを減らすことができる、と説明している。

 

また、NAVERが運営する「VIBE」はこの上半期中にも、新しい音源使用料精算システム(VPS:VIBE Payment System)を導入する予定で、利用者が支払ったストリーミング料金が、そのまま利用者が実際に聴いた音楽の著作権者にだけ支払われるというのが主な内容だ。

 

これは当然のことのように思うだろうが、実はこれまで、韓国国内の音源サイトは音源の再生数に占める特定音源の再生数の比重を計算し、音源使用料を精算する方式「比例配分制」を採用してきた。つまり、再生数の多い歌手にもっとも大きな割合が適用されるという指摘を受けてきた。

 

また最近では、世界最大のストリーミングサービスを展開する「Spotify」が韓国法人を設立し、近く韓国の音源業界に参入すると報じられている。しかし、韓国国内では、音源リスナーのほとんどが国内歌謡(たぶんドラマOSTなんかも含)を主に聴く傾向にあり、このような海外企業は韓国国内音源の確保が最優先となる。というのも、2016年に韓国音源市場に参入した「Apple Music」は韓国歌謡の確保に難航し、まだ市場に定着していない状況だからだ。

 

このような音源チャートの再編や新参入の動きは、韓国の音楽市場が次第に大きくなっていることを立証している。 かつてmelonを運営し、売却したはずのSKテレコムが、「FLO」で音源事業に再参入したことからも、音源市場の可能性を再確認したためだろう。

 

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ちなみに、まだまだ音盤を購入する人が多い、日本での音源配信会社の利用者数は、1位 Prime Music、2位 Apple Music、3位 LINE MUSIC、4位 Spotify、みたいです。

 

 

たぶん私が思うに、韓国で音源配信会社の下剋上がなかなか起きない理由は、音楽番組の加点対象も影響しているのではないか?と思われ、日本はもう、かなり前からテレビの音楽番組自体が減りましたから

 

今週の1位はっ!!!パチパチパチパチ~♪

 

なんて、大々的に発表するようなことも無いし、韓国のようにファンがドキドキすることもなくなりました。

 

そもそも、日本の人気歌手は「音源解禁」してない人も多いですからね。以前ネットで、「サブスク解禁して欲しいJ-POP歌手ランキング」なんてのも見たことがありますが、みなさん、どの方も超有名歌手の方ばかりでした。

 

日本では「音源は儲からないから、買うなら音盤を買って欲しい」と言ってた歌手の方もいたぐらいなので、かなり昔の曲(もう十分に儲かった曲)なら良いけど、日本は音盤がまだ売れている珍しい国なので、新曲をいきなりサブスク解禁することに抵抗のある創作者の方もいるのかもしれません。

 

 

韓国は音源ランキングの結果が、音楽番組の加点にも繋がるので、「ここで聴かないと!」というファン心理もあり、なかなか音楽番組でプラスにならない別の会社に移行してまで、聴こう!と思う人が少ないのかもしれません。それに、私が毎週ランキング記事を更新していることでも分かる通り、韓国では「ドラマOST」というジャンルが確立されていて、放送中は挿入歌が毎週のように音源発売されているので、その配信に対応するスピード感も必要なのだと思います。「トッケビ」の放送年度なんて、OSTがその年の音源年間1位にまでなったほどですから、その影響力は計り知れません。

 

 

というわけで、徐々に新規参入や、「黒船」なども増え、「変わっていこう」とはしているようですが・・・そのシステムが根付くか?は、また別問題なので、今後の動向に注目ですね(^_^)

 

 

韓国の音源会社の話が興味深かったので、掲載してみました。

 

 

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