映画デート 『国宝』 | 子ども1号2号と夫とわたし

子ども1号2号と夫とわたし

私大理系院生1年生①号と附属上がりの私大文系2年生②号との生活をメインに。

パパは、ママ孝行を開始!
地方で国立小のお受験して、東京で中学受験、ついに最後の大学受験・内部進学、院進まで来ました。

UMAくん夫の夏休みは飛び石でした。

その一日、流行りの『国宝』を観に行きました。

今回、少し長いですおいでニヤニヤ



珍しく舞台や芸術的な事に

あまり興味のない夫が

誘ってきました。

何度か断っていたのだけれど‥



5歳から宝塚ドレス乙女のトキメキの虜でしたが、

今で言う“推し”が退団してから

中学に入学と同時に

歌舞伎にシフトしました。

同居の祖母や母が宝塚も歌舞伎も

好きだったから。

そして、まだ若かった中村児太郎・橋之助(現 福助・芝翫)兄弟が

舞台でいいお役が付き出した頃。

児太郎は玉三郎が若返ったかと思う姿で、

魅了されました。

まさかね‥  兄弟そろって女にだらしなく、

それで有名になるなんて

思いもしなかったなチーン

彼らの舞台やら三越・高島屋でのひと踊りなど、

ネットもないのに調べては行っていました。

その前の推しは玉三郎で、

写真集にサインしてもらったり。

今も大切にしてある〜♪


幼馴染の日舞の発表会も毎年伺っていたので、

藤娘や八百屋お七の人形振り、鷺娘も

歌舞伎と同じ演目を観ていました。



そんなだから、やはりね

キャリアがあるとは言え、

若い俳優の演じるのでは

アラが見えるかと‥

UMAくんに付き合うつもりで行きました。

暑い中、歩きで滝汗あせる 吹き出す汗



いや〜、良かったデレデレ笑

良かったラブラブ

たった一年半のお稽古で、

あそこまで出来たなんて!!

劇中劇になる『曾根崎』に

涙が出ちゃった泣

心中物は、好きではなくて。

舞台を観ても、イマイチだったの。

若かったからだなぁ。

この歳になって、

若いお初達にバカだなぁと

涙が出ちゃった。


お初が縁側で

煙管をダンと叩きつけ、

「聞いているかえ?徳兵衛さん」とばかりに

口とは裏腹の心中(しんじゅう)の覚悟を、

縁の下の徳兵衛に伝えるんですね。

これが二度 劇中あるのですが、

どちらもグッと来ちゃった笑い泣き

吉沢亮と流星の

お初の表現が違うから面白い。



この『曾根崎心中』は

少し前に亡くなられた人間国宝であった坂田藤十郎(扇千景さんの夫、これまた女性問題が‥)の

大事にしていたお役。

テレビだとちょっと見え過ぎて、

舞台のが良いわね。

お爺さんが汗びっしょりで、

我が家のテレビだと日常と混ざりすぎて

没入できないんだもの。


藤十郎の息子である中村鴈治郎が

今回の歌舞伎指導をしています。

お衣装も、歌舞伎の松竹衣装さんの協力で、

ホンモノ乙女のトキメキ

歌舞伎役者は借金で新調するんで、

どれだけ高価か

映画は東宝の製作なんで、

垣根を超えて‥ 

いや、超えてでも本物の歌舞伎じゃなくちゃダメだったのよね〜。

誰も文句の付けられない

曾根崎イコール坂田藤十郎のお初

次の藤十郎であろう鴈治郎が指導だもの!


原作者は鴈治郎のお舞台の黒子を三年もして、

この『国宝』を書き上げたそう。


昔むかし背中に刺青の入っていた役者もいたし、

隠し子に至っては未だ團十郎や愛之助、

十代目松本幸四郎(妹は松たか子、もう一人は元タカラジェンヌで夫は「亀山〜ッ」な俳優の川合和久)にいるのは有名。


寺島しのぶの父は、人間国宝 七代目尾上菊五郎、母は藤純子。

幸四郎と結婚目前に別れ、

フランス人の夫との子を歌舞伎役者として育てている最中。

弟の八代目菊五郎(ややこしい!稀な同じ名を親子で使っている、訳あり!)の子と、

どちらが本流に⁈と、これこそ“血筋”のリアルな話。

その幸四郎は資産家令嬢と結婚。

この時、色々と言われましたね


吉沢亮の演じる喜久雄は、

部屋子として歌舞伎役者となるのですが、

古くは玉三郎、今なら愛之助ですね。

このお二人は実力はもちろんお有りですが、

後ろ盾となる養父が大きかったし、

マスコミにも上手く出て

名を売ったと思います。

ちょっと今回のテーマ“世襲の血”を

感じますね。

ハーフの方も昔いたので、

寺島しのぶの子・眞秀くんも心配ない。



と、映画には昭和からの歌舞伎役者の

エピソードがちょこちょこ入っているのです。

もう☝️の噂話が凄いでしょ?

祖母と母がね、色々と話していたのでね。

いやー、そういう意味でも、

面白かった。

祖母と母は、故・勘三郎の事を

「勘九郎ちゃん」とずっと呼んでいました。

現・勘九郎と七之助の初舞台から見ている

私の感覚らしいです。

そうよねー、私も橋之助って、

三田寛子の子ではなく、夫の方だと思っちゃうもの。



で、映画の吉沢亮と横浜流星は、

一年半であれだけの演目と日舞を身につけたのは、

本職に火をつけるのも頷けます。


吉沢亮は、一場面ではあるけれどお初と徳兵衛の両方だし。


イメージでは、二人の役柄は逆では?と思いました。

でも、本作は吉沢亮に喜久夫をさせたかった、と。

真に迫る演技でした。

もう天晴れです!

流星は、ゴツいんじゃない?と思っていたけれど、

七之助くんを彷彿とさせる面差し。

お二人とも手先が、反っていて良かった。

田中泯の見た目は、歌右衛門がモデル?

五月蝿い?笑



原作と違うそう。

でも、上手くまとまっていましたね。

最初思った違和感もなく、

引き込まれた三時間。

いや、惹きこまれたな。


その夜、別室にいた夫はUMAくん

テレビで『国宝』を取り上げられていたのを観るぐらい音譜

夫も楽しめたようで良かった。

でもね、本物の歌舞伎を観に行くなら、

演目を選ばないとなぁ滝汗あせる