認知症グループホームで働く
介護福祉士の純です
認知症
こんな時どーするシリーズ
➡️認知症でもいつもニコニコしてるおじいちゃんおばあちゃんならいいんじゃない?
➡️でもさ認知症でニコニコしているおじいちゃんおばあちゃんの方が稀だよね。エロくなったり暴力もあるけど職員さんはどーしてるの?
シリーズ3日目は
ケアではどうにもならない方もいる。その時はプロの手を借りる
BPSDという周辺症状は
時間の経過により
大体の方は落ち着いてこられますが
中には混乱が長引き
自傷、他傷、他害となってしまう方もいます
脳の障害、脳の病気がそうさせてしまっているので、ケアだけではどうにもならない場合があるのです
そのような時は
精神科に繋げています
本人も自傷、他傷、他害したくてやっているわけではないし、職員、他の高齢者も傷ついていいわけではないですもんね
この時本人に伝えるのか?
場合によります。伝えられる状況のときはなるべく伝えますが、混乱が強すぎる場合は、家族に承諾を得ます
精神科に繋げた例
ケース1
『怒りが抑えられず女性職員につかみかかり力で押さえ込もうとした男性(この男性はエロ方面も出現)』
↓
脳の鎮静化のお薬。元々持っていたひょうきんさ、お茶目さがでてきた。が、鎮静され過ぎてご飯食べられなくなったため、薬調整。
ケース2
『入居まもないころ帰れないことに怒り、杖をブンブン振り回して、ものや人に向かっていく91歳女性。91歳という高齢で暴れ回り本人が疲労困憊』
↓
脳の鎮静化のお薬。
そりゃ怒るわな。いきなりここで暮らしてください。といわれたら。
入居の大混乱の一時期、お薬調整。時間の経過で職員と馴染みとなり穏やかな91歳のおばあちゃんになりました
ケース3
『誰彼構わず、当たり散らす台風のような女性(70代)』
↓
鎮静化のお薬出ましたが、効きませんでした笑
(その方の認知症の症状により効きにくい場合があります)
ケース4
『薬依存。家族に市販の鎮痛剤などを多量に購入させ、施設に持ち込み、シート単位(10〜20錠)で服薬してしまう女性高齢者』
↓
家族に購入しないように伝えましたが、伝わらず、本人は聞く耳持たず、認知症というよりも精神科対応が望ましいとのことで、入院となりました
精神科に繋げなかった例
ケース1
『不安が強いけれど言葉での訴えのみの高齢者』
↓
職員が話を聞く、気分を紛らわす、運動を促すなどを行う
ケース2
『夜になると目がランランとなり転倒リスクがあるのに歩き回る高齢者』
↓
転倒リスクがある方はふらつきが増える可能性あり、寝ないなら寝ないで諦める笑
(高齢になってくると時間の感覚が24時間ではなく、24時間寝て24時間起きるみたいなサイクルになることもあります🤭)
精神科への流れ
まず初めに
職員により感じ方、受けとり方の温度差があります。よく話し合い、方向性を一致させていくことが必要。(精神科に繋ぐ状況ではない時もある)
次に
方向性が決まったら、家族に伝えていきます。
入居前に精神科に受診ていた場合は、流れもスムーズですが、精神科のハードルはまだまだ高い。廃人になる。と思う家族もいます。
そして
往診医に困っていることを伝え、精神科が必要だと判断されたら精神科往診につながります
(私の働くグループホームは精神科もついています。外に受診することはなく、往診での対応となります)
その後も
本人の不調がないか日々の生活の確認し、次の往診時に報告、相談を続けていく
なぜ精神科につなげるの?
私たち施設職員は
その方と認知症になってからの出会いですので
本来のその方というものはわかりません。
元々エロかったのか、暴力的だったのか
本人の話ぶり、家族からの情報などを踏まえながら試行錯誤をしているわけです。
自分や他人を傷つけたいわけじゃない
脳の不具合がそうさせてしまっているだけ。ではないのかな?という前提のもと、話し合いを重ねて精神科へ繋げています
※全てのグループホームに当てはまる話ではありません。
※精神科をお勧めしているわけではありません。
作用もありますが、副作用もあります。

