障子の中からこんにちは
認知症グループホームで働く
介護福祉士の純です![]()
実家の母は認知症
病院に行った帰りに
公園を通って帰ってきました
公園を歩いているときに
姉が歌い始めました
♪な〜も〜し〜ら〜〜ぬ〜〜
と〜お〜き〜し〜まよ〜り〜
歌詞『椰子の実』
名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の実一つ
故郷の岸を 離れて
汝(なれ)はそも 波に幾月(いくつき)
旧(もと)の木は 生いや茂れる
枝はなお 影をやなせる
われもまた 渚(なぎさ)を枕
孤身(ひとりみ)の 浮寝(うきね)の旅ぞ
実をとりて 胸にあつれば
新(あらた)なり 流離(りゅうり)の憂(うれい)
海の日の 沈むを見れば
激(たぎ)り落つ 異郷の涙
思いやる 八重の汐々(しおじお)
いずれの日にか 国に帰らん
母と姉と私の3人で
手を繋いで
歌を歌いながら歩きました
父は目を細めて眺めていました
母はママさんコーラスをやってたほど
歌が好き
私や姉よりも
よく歌詞を覚えていました
母が楽しそうに歌っているのをみて
じんわり心が切なくも
あたたかくなりました
今を生きる母
分からないことや
不安が増えてきて
料理も買い物も
お金の管理もできなくなったけれど
今笑えていればいいじゃん
今この瞬間笑ってくれたら
いいじゃん。
と、おもって
切なくも穏やかな気持ちになりました

