植物と大地のお医者さん。
造園家で環境再生医の矢野さんという方の、
ドキュメンタリー映画を観てきました。
弱ってしまった樹木を見て、
「ここに風の通り道を作ってあげるんだ」
「そうすれば呼吸が出来るようになる」
と、まっすぐに草を刈っていく姿
冒頭から涙がこみ上げてきました。
"草刈り"といっても、
雑草を根元から刈ってしまうのではなくて
見たこともない不思議な刈り方。
それは、樹木も、草も、力強く生きるための草刈り。
そうやって草や樹が生きて根を張ることで、
大地が育ち、災害も減る。
草刈りが面倒くさいから
見映えが悪いから
人間の便利のために、
コンクリートが張り巡らされた地球は
重くて苦しいに決まってるよね。
血管が詰まるように水脈が分断されて
毛穴を塞がれて呼吸出来なくなって。
矢野さんは次々とコンクリートに穴を開ける。
水溜まりに水路をつけて水を流す。
固くなった土を掘り起こす。
植物が息を吹き返すのが見える。
地球のお医者さん。
すごい人が日本にはいる。
きっと、世界中にもいるんだろう。
圧倒的に足りなくても。
知られていなくても。
わたしは、自分が何をしてるわけでもなくて
えらそうに言えることなんて何もないけど
今、山で自然と触れていると
人間の不自然さを痛感する。
自然の、生命の営みを「不思議」だと
感じてしまうけど、逆だよね。
わたしはカウンセラーを職業にしてるけど
本当は、カウンセラーなんて
いらなくなるのが自然なことで。
人間が"自然に生きる"というところに
立ち返ろうと本気で思う頃には、
地球はだめになってしまっているかもしれない。
だけど、諦めるのは違う。
わたしが今、やりたいこと、出来ることは
小さくてもたくさんあって
そのなかでも、わたしが力を尽くしたいのは
人の心を自然に戻していくためのお手伝い。
だからカウンセリングだけじゃなくて
人を自然のなかに連れて行きたい。
カウンセリングの手法や技術の何倍も
自然から伝わる、教わることのほうが多いから。
わたしが神社を好きなのも
日本の「八百万の神」という考えが好きだから。
神社は自然を守っている場所が多いから。
子供の頃、わたしは
そのへんの土手の草も友達だと思っていて
草刈りされてしまうと泣いたりしていた。
そういう感性、取り戻したい。
もっともっと、自然とともにありたい。
映画「杜人」ぜひ観てみてくださいね!
上田映劇では15日までの上映です。
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