今日は、午後から出掛けているので、ブログは予約投稿しておきます。

昨日、万城目学さんの小説『八月の御所グラウンド』を読み終えました。

僕が万城目さんの作品を読むのは初めてですが、2024年に第170回直木賞を受賞されたとの報道を見た時から読みたいと思い、文庫化を待っていました。「十二月の都大路上下ル」と「八月の御所グラウンド」の短編2本が収録されています。

初出は共に「オール読物」で、「十二月の都大路上下ル」は2022年5月号、「八月の御所グラウンド」(掲載時「八月の御所G」を改題)は2023年6月号、単行本2023年刊行、今月10日に発行された文庫本第1刷を僕は読みました。

*表紙カバーの画像はネットからお借りしました

 

文藝春秋BOOKS 本の話というサイトで単行本・文庫本が紹介されているものを以下に転載させて頂きます。

 

単行本 

第170回直木賞受賞作! 感動、感涙の傑作青春小説

死んだはずの名投手とのプレーボール

戦争に断ち切られた青春

京都が生んだ、やさしい奇跡

 

女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。

謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。

 

京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは--

 

今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない

青春の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る感動作2篇

 

第170回直木賞を遂に受賞!

 

目次

十二月の都大路上下(カケ)ル

八月の御所グラウンド

 

文庫本 

京都を舞台に忘れえぬ時を描く直木賞受賞作
万城目学、ホルモー・シリーズ以来の青春京都小説にして、
第170回直木賞受賞作!!
 
八月の京都の暑さに勝てる者などいない。
すべての者は平等に、ただ敗者となるのみ――。
 
四回生の夏休み。
彼女にフラれて京都に取り残された大学生がひとり。
京都の暑い暑い夏。絶望的なほどに粘っこい空気のなか、朽木が自転車を漕いでいるのは、五回生の友人・多聞に焼き肉を奢ってもらうためだ。
ようやくありついた焼肉。
しかし多聞は、なぜかおもむろに野球の話をはじめる。
 
話が妙なほうへ転がり出したのを感じていると、
多聞は、朽木に貸した三万円のことを持ち出した。
 
「タダより高いものはないのだよ、朽木君」
送り火の季節、こうして謎の草野球大会「たまひで杯」に巻き込まれることになり……。
(「八月の御所グラウンド」)
 
 
十二月に開催される全国高校女子駅伝。
今回は走ることはないと思っていた一年生の坂東だったが、先輩の体調不良で急遽アンカーを走ることに。
しかし、坂東は絶望的なまでの方向音痴なのだった。
(「十二月の都大路上下(カケ)ル」)
 
 
京都で起きた幻のような出会いは、じんわり優しく、少し切ない。
心の奥底に火をともす、奇跡のような二編の青春小説。
 
陸上競技選手の田中希実さんによる、熱い解説も必読です。

 

上記の紹介文以上のネタバレをさせずに感想を書くのは極めて難しいので、少しだけ単語ベースで内容に触れますので、一切、知りたくない方はスルーください。

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京都が生んだ、やさしい奇跡とか京都で起きる、幻のような出会いと記載されているように、二つの物語とも京都で奇跡的に幻と出会うファンタジーです。

死んだはずの名投手とのプレーボール、戦争に断ち切られた青春というキーワードは「八月の御所グラウンド」の内容に繋がっています。映画」フィールド・オブ・ドリームス」のようなファンタジーに戦争での学徒出陣、更に、現世に迎えた先祖の霊を再びあの世へ送る五山の送り火という行事を絡めた京都らしい物語。

また、「十二月の都大路上下(カケ)ル」では新選組が幻となって出現する、やはり京都ならではのストーリーとなっています。

僕は、高校が京都の学校ったし、今も買い物・外食などで京都にはよく行くので、準地元的に思っている(京都人は決して滋賀を仲間とは扱わないし、洛中以外は京都ではないという高慢ちきな人も多数いますが)ので、内容に親しみを感じるし、京都なら、こんなファンタジックなことがあってもいいかもと思えて、おもしろく読めましたニコニコグッ

二編の青春小説と紹介されていますが、僕としては、青春というよりも京都が生んだ、やさしいファンタジーという感じでした。

京都に馴染みのない方が、どんな感想になるのかわかりませんが、短編2編で頁も少ないので気軽に手に取り、読まれるのもいいのではと思います。

 

 

さて、今日の午後はこちら。

久しぶりの、のだめの音楽会です音譜