一昨日6/5、兵庫芸文センターに聴きに行ったデニス・マツーエフ ピアノ・リサイタルのことを書きます。

僕が、マツーエフを聴くのは、今回で2度目。2020年11月、コロナ禍の真っ只中に、来日し完全隔離状態を保ちつつ移動してコンサートを開催してくれた、ワレリー・ゲルギエフ指揮ウィーンフィルの大阪公演(★)でソリストを務め、プロコフィエフのピアノ協奏曲第2番 を演奏してくれた時以来です。

その時の演奏がとても素晴らしく、また、聴きたいと思っていましたが、ロシアのウクライナ侵攻以来、政治的な背景のためか、ゲルギエフもマツーエフも来日しなくなっていました。

現在もゲルギエフは叶っていませんが、マツーエフは今回、来日が叶ったので、是非とも、聴いてみたいと思い、チケットを抑えました。

マツーエフの今回の来日ツアーは6/1横浜、6/2・4が東京、そして、この日の大阪が千穐楽となっていたようです。

プログラムは全公演共通で、前プロがバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 二短調よりシャコンヌとベートーヴェンのピアノ・ソナタ 第23番「熱情」、メインプロが、チャイコフスキーの瞑想曲 ニ長調 op.72-5とプロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第8番でした。

 

出演 

ピアノ:デニス・マツーエフ

 

プログラム 

 

 

前半

J.S.バッハ=ブゾーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 二短調より「シャコンヌ」

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 へ短調 「熱情」op.57

 第1楽章 アレグロ・アッサイ ヘ短調 8分の12拍子

 第2楽章 アンダンテ・コン・モート 変ニ長調 4分の2拍子

 第3楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ ヘ短調 4分の2拍子 

後半

チャイコフスキー:瞑想曲 ニ長調 op.72-5

プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第8番 変ロ長調 op.84

 第1楽章 アンダンテ・ドルチェ

 第2楽章 アンダンテ・ソニャンド (夢見るように)

 第3楽章 ヴィヴァーチェ

 

アンコール

・シベリウス:13の小品 op76 No2.エチュード

・J.S.バッハ:パルティータ第2番 BWV826より カプリッチョ

・マツーエフよるインプロビゼーション(即興)

グリーグ:「ペールギュント」よりソルヴェイグの歌:山の宮殿にて

 

ほぼ定刻の14時にマツーエフが登場。
大股早足でダダダと入ってきて、お辞儀してり座って椅子の調整もなく、いきなり演奏開始びっくりマーク
バッハ「シャコンヌ」の最初から凄まじい迫力で大音量びっくり
ピアノ壊れるんちゃうかと思うくらいでした。
演奏が終わり、一旦、舞台袖に入る時も、また出てくる時の足取りも兎に角、早い。
続く、ベートーヴェンの熱情も、正に熱情メラメラ。
打鍵の強い演奏は、ピアノってやっぱり打楽器なんや!と思わせる轟音。けど、第2楽章での弱音なんかはクリアで綺麗。当たり前ですが、乱暴に強いわけではなく強弱緩急のメリハリの幅がとても大きく、かつ超絶技巧。「こんなピアニスト他におらんわ。」という感じでしたニコニコ
 
休憩はわずか15分。その間も、調律師さんがしっかり調律をし直しておられました。
 
後半のチャイコとプロコも唯々圧巻音譜
プロコはちょっとわかりにくい曲でしたが、えげつない演奏で圧倒されました。
 
アンコールは3曲。
最後のペールギュントがまた凄まじくて、即興はまるでジャズみたいでしたが、ジャズピアニストでもあれだけ強打することはみたことがなく、驚くばかり。
会場は熱気に包まれスタオベ多数で〆となりました拍手
 
開演14時、休憩15分を挟み終演15時25分と短く、時間も超高速で過ぎました爆  笑
お客様は多分、ロシアの方と思われる外国人の方が子供含め多数。
マチネということもあり満席ではなく、サイドバルコニーや1階後方には空席があったので、多分80%程度の客入りでした。
機会があれば、また聴いてみたいです。