関西フィル総監督・首席指揮者の藤岡幸夫さんが執筆されたエッセイ『続続 音楽はお好きですか?』を読みました。

20年12月に発行された『音楽はお好きですか?』(★)、21年12月の『続 音楽はお好きですか?』(★)に続く、第3弾で今年の11月に発行されたエッセイです。

僕は前2冊を読んで面白かったので、こちらも手にすることにしました。

*表紙の画像はネットからお借りしました。

 

出版元の敬文舎のHPで本書は以下のように紹介されているので、転載させて頂きます。

 

『音楽はお好きですか?』『続 音楽はお好きですか?』につづく第3作! マニアックな話を交えながら、クラシック音楽の素晴らしさをお届けします。

 

◉本書の主な内容

オーケストラに育てられた指揮者

飯守泰次郎先生の想い出

小林研一郎先生と対談!

指揮者になりたいなら

バッハの時代に、

平均律で調律された鍵盤楽器は存在しなかった

オーケストラの配置

ドヴォルザーク「新世界より」の真実の音

ショスタコーヴィチの交響曲第5番に隠された秘密

昭和初期にみずからベルリンフィルを指揮して

自作を初演した天才! 貴志康一

生涯現役で恩返し ほか 全33話

 

前2作に比べ、紹介文で赤字にした内容のように楽曲の解説や理解、オケの配置についてなど、少しマニアックな視点で書かれてるところが増えました。

一方で、緑字にした内容のように、お世話になった恩師や自身に纏わるエピソードも健在。

 

総じて、文章がわかりやすいし親しみやすいOKニコニコ

2025年時点で63歳とならてた藤岡サッチーですが、生涯現役でクラシック音楽の裾野を広げるため、邦人作品や新しい作品の紹介をできる限りやっていく、若い人にたくさんチャンスをつくる、あらゆる手段で新しいクラシックファンを増やす、など、自分が指揮者となれた恩返しをするという決意が伝わってきましたグッ

 

しいて苦言を呈するとすれば、文中に、この内容は前作の『続 音楽はお好きですか?』、前々作の『音楽はお好きですか?』で詳しく触れていますとの記載が結構あるんですが、正直、読んだけど覚えていないし、もう一度、読み直そうとまでは思わないので、コンパクトに要点を再度書いてほしかった点があったことくらい。

 
BSテレ東の「エンター・ザ・ミュージック」やコンサートのプレトークでは、ちょっとチャラい印象も受けがちなところもあるし、クラシックの裾野を広げようとする活動に否定的な方もおられると思いますが、僕は彼の活動が好きで賛同しています。
本書もその一環として楽しく読めました拍手