先週金曜日12日の午後に聴きに行った兵庫芸術文化センター管弦楽団PAC の第162回定期演奏会のことを書きます。

このオケのシーズンは9月始まりで、今回がシーズン初回。

在籍上限3年のアカデミーの要素を持つオケなので、昨シーズン末で13名が退団、今シーズンから14名が入団しています。

シーズン初回の今回の指揮者は芸術監督の佐渡裕さんで、プログラムはオールブルックナー。前プロで交響曲第0番、メインプロでは客演合唱メンバーと三田少年少女合唱団による無伴奏の合唱曲「キリストは従順であられた」と、ソリストにソプラノ・並河寿美さん、メゾソプラノ・清水華澄さん、テノール・小原啓桜さん、バリトン・青山貴さんを迎えて、ブルックナー「テ・デウム合唱団」と共に「テ・デウム」が演奏されました。

 

 

出演 

指揮:佐渡裕 (芸術監督)

ソプラノ:並河寿美、メゾ・ソプラノ:清水華澄、テノール:小原啓楼、バリトン:青山貴

合唱:ブルックナー「テ・デウム」合唱団 (合唱指揮:矢澤定明)

児童合唱:三田少年少女合唱団

管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団 (コンサートマスター:豊嶋靖嗣)

 

プログラム 

前半

交響曲 第0番 二短調 WAB100

第1章 アレグロ 

第2楽章 アンダンテ

第3楽章 スケルツォ:プレスト - トリオ:ラングザーム ウント ルーイガー

第4楽章 フィナーレ:モデラート

後半

合唱曲「キリストは従順であられた」 WAB11

テ・デウム WAB45

第1曲テ・デウム・ラウダームス(天主よ、われら御身を頂入)

第2曲 テ・エルゴ・クェスムス(御身に願いまつる)

第3曲 エテルナ・ファク(とこしえに得しめ給え)

第4曲 サルヴム・ファク・ボブルム・トゥウム(御身の民を救い給え)

第5曲 イン・テ・ドミネ・スペラーヴィ(主よ、御身により頼みたてまつる)

 

開演15分前の14時45分から佐渡さんによるプレトークがありました。
新シーズン幕開けの挨拶とプログラムの解説が主で、今回はオール・ブルックナーだけど演奏機会の少ない曲のなので、楽しんで欲しいと〆。
 
確かに演奏機会が少ないためか、僕は前半の交響曲第0番を22/3に飯守泰次郎さん指揮で関西フィルの定期演奏会(★)で一度だけ聴いたことがあるだけで、後半の曲はいずれも今回が初めてでした。
 
オケの編成は前半と後半の「テ・デウム」とも14-12-10-8-7。
第0番は、ブルックナーらしい繰り返しやスケールの大きい節まわしの兆候が感じられるもので、しかもブルックナーにしては短い曲で良かったんですが、若干、眠くなってしまいましたショボーン
メンバーの入り替え後の初回でしたが、弦の揃いもまずまずだったし、ゲストトッププレーヤーでグラーツ芸術大学教授のドメニコ・ゲルランドのオーボエやPACコアアメンバーでフルートの石原小巻さんの演奏が冴えていましたグッ
 
後半の1曲目はオルガンン伴奏のみの合唱曲「キリストは従順であられた」 
敬虔なキリスト教徒だったブルックナーが作曲した多くの教会音楽のひとつとのことで、約5分の短い曲。1884年5月、交響曲第8番の作曲にとりかかろうとしていた時期に作曲されたそうです。
びわ湖ホール声楽アンサンブルソロ登録メンバーの面々も名を連ねる客演合唱メンバー(ソプラノ12・アルト10・テノール11・バス11)と三田少年少女合唱団により歌われました。
 
そして、最後は「テ・デウム」
「神よ、われらはあなたを讃える」という意味とのこと。
ブルックナーの宗教曲の中では最大の人気曲とのことで1881年、交響曲第6番が完成した頃に書き上げられた作品だそうです。
オーケストラに4人のソリスト、上記客演合唱メンバー、更におそらく今回の演奏会のために結成されたと思われる、大編成のブルックナー「テ・デウム」合唱団(ソプラノ35、アルト32、テノール19、バス20)で壮大に演奏されました。
 
印象ですが、先ずは、兎に角、大編成の合唱が凄かったびっくり
人の声ってこんなに迫力のある歌を歌えるんや!と改めて実感!!
また、全5曲、各々の始まりや第5曲クライマックスのオケの演奏も壮大音譜
兵庫芸文センターやびわ湖ホールのオペラでもお馴染みのソリスト各人の歌唱もよくホールに響いていたし、中でも青山貴さんのバリトンは秀逸でしたチョキ
 
最後のカーテンコールは三田少年少女合唱団の皆さんも再登壇。
客席から称賛の拍手が贈られている様子は撮影可でした拍手
 
 
開演15時、休憩20分を挟み、終演16時55分。
ほぼ満席。シーズンの幕開けに相応しい壮大なコンサートでしたOK

 

以下、リハから金曜日の公演までの関連Xのリンクを貼っておきます。