今村翔吾さんの小説『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』を昨日、読み終えました。
今村さんの作品は、これまで『八本目の槍』、『ひゃっか』、『塞王の楯(上・下)』『幸村を討て』と読んできましたが、全部面白かったので、デビュー作品の『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』も読んでみることにしたのです。2017年3月初版発行で、僕が読んだのは昨年3月発行の第26刷です。
尚、この羽州ぼろ鳶組はシリーズ化されていて、現在、第13巻が出版されているとのこと。

*表紙の画像はネットからお借りしました

 
出版元の祥伝社のHPには、下にリンクを貼った、このシリーズの公式WEBサイトがあります。

 

その中で、この第1巻『火喰鳥』は以下のように紹介されています。

2017年啓文堂書店時代小説文庫大賞受賞!

一気読み間違いなし! 炎より熱い、侍火消の物語

 

かつて、江戸随一と呼ばれた武家火消がいた。その名は、松永源吾。別名、「火喰鳥」――。しかし、五年前の火事が原因で、今は妻の深雪と貧乏浪人暮らし。そんな彼の元に出羽新庄藩から突然仕官の誘いが。壊滅した藩の火消組織を再建してほしいという。「ぼろ鳶」と揶揄される火消たちを率い、源吾は昔の輝きを取り戻すことができるのか。興奮必至、迫力の時代小説。

 

具体的な内容は避けますが問題ないと思う範囲で少々ネタバレさせます。

先ず、結論からですが、紹介文の青字にした部分、源吾は昔の輝きを取り戻すことができるのか→取り戻します

 

壊滅した藩の火消組織を再建するにあたり、メンバー集めから始めるわけですが、そのメンバーというのが、怪我のせいで夢にもがく元力士、恋のために身を滅ぼした元軽業師、世を拗ねて引き籠る学者、父を拒み無気力な火消しという、いわくつきの面々!!

それが、源吾のリーダーシップに助けられて立ち直り、そして最後は5年前の火事で火を恐れ浪人になってしまった源吾も最前線に立って、火付けよる大火事に立ち向かうようになるのですグッ

その過程が実に感動的拍手

更には、その火付けの下手人にも悲劇によって火付けに走ってしまう理由があったり、その下手人を利用して幕府の体制を脅かそうとする組織がいたりと、よくもここまで凝った話を書くもんだびっくりと驚きもしました。

これがデビュー作品とは、今村翔吾、やっぱり、恐るべしグッ

これなら、現在の大活躍は当然と思えます。

クライマックスの盛り上げは、このデビュー作から既に出来上がっていて、読んでいて惹きこまれ胸熱になります。

 

最終章では涙がでました泣

読み終えたのが今回は自宅でしたが、電車の中だったらまた人前で急に泣くところでしたアセアセ

 

まだ第1巻を読んだだけですが、これから追々、様々な本を挟みはしますが、このシリーズ、読んでいきたいと思います。

今村翔吾、全部面白いので、本当におススメします。

 

さて、今夜はこちら。

フェドセーエフは体調不良で来日できなくなりましたが養生して無事回復されることを祈りつつ、演奏は代役のマティアス・バーメルトに期待して在職中の仲間と聴いてきます。