先週の土曜日、京都コンサートホールに聴きに行った京都市交響楽団 第697回 定期演奏会のことを書きます。

指揮は準・メルクル、プログラムは前プロがソリストにピアニストのアレクサンドラ・ドヴガンを迎えてのラフマニノフ・パガ狂、メインプロがラヴェルのバレエ音楽「ダフネスとクロエ」全曲でした。

 

出演 

指揮:準・メルクル

ピアノ:アレクサンドラ・ドヴガン★

合唱:京響コーラス◆[合唱指揮:浅井 隆仁]

管弦楽:京都市交響楽団

コンサートマスター:泉原隆志

 

プログラム 

前半

ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 作品43★

後半

ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲◆

(第1部)序奏~宗教的な踊り~全員の踊りードルコンのグロテスクな踊り~ ダフニスの優雅で軽やかな踊り〜リュセイオンの踊り~夜想曲~間奏曲

(第2部) 戦いの踊りークロエの哀願の踊り

(第3部) 夜明け~無言劇~全員の踊り

 

ソリストアンコール

ショパン:ワルツ 第7番 嬰ハ短調 Op.64-2★

 

前半のソリスト、ドヴガンは京響との共演は2回目とのことなので聴いたことがあるのかもしれませんが、全く思い出せないし初見なのかもしれません。改めて、プロフィールをみると『2007年音楽家の家庭に生まれ、4歳半からピアノを学び始めた。難関で知られるモスクワ音楽院附属の中央音楽学校に5歳で入学。著名な教師であるミラ・マルチェンコに師事。2018年には10歳で第2回若いピアニストのための「グランド・ピアノ国際コンクール」でグランプリを獲得。2020年秋以降には、ザルツブルク・モーツァルテウム管、バルセロナ響、トロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管、マーラー室内管等と共演。22年もベルリンのブーレーズ・ザール、チューリヒ・トーンハレ、ウィーン・コンツェルトハウス、パリのシャンゼリゼ劇場、サンカルロ劇場、フェニーチェ劇場、グラナダ音楽舞踊祭、ルール・ピアノ音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ソルスベルク音楽祭、ラインガウ音楽祭などに招かれ、欧州で毎月3〜5公演にも及ぶ精力的な活動を続ける、まだ18歳ながら、ヨーロッパで、すでに評判の天才ピアニスト』だそうです。

 

前半のオケの編成は12-10-8-6-5。

パガ狂を聴くのは、昨年4月、秋山和慶さん指揮・日本センチュリー響の定演(★)での小林愛実さんの演奏を聴いて以来でしたが、今回の演奏も良かったですグッ

ドヴガンは18歳の若さながら、強弱・テンポの揺らしとも心地よい演奏!!

特に弱音のタッチが美しく、第18変奏での京響の綺麗な弦と重なる辺りでは、じわっときましたキラキラ

強いて言うと、強奏するところでは、もっと力強さがあると良かったように思います。

 

アンコールのショパンのワルツも美しかったですルンルン
 

 

後半は、ラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲。

僕は、この全曲から第1、第2の組曲に抜粋し、合唱なしの管弦楽に編曲したものについては、21/10に沖澤のどかさん指揮・京響の定演(★)で第1番・第2番双方を、また23/5に井上ミッキー指揮・京響の定演(★)で第2番のみを聴いたことがありますが、合唱を伴うバレエ音楽全曲で聴くのは、今回が初めてでした。

 

1912年4月に完成した作品とのことで、6月に初演されるも、たった2回しか上演されず終わり、バレエ作品としての成功は1914年ロンドン、21年パリ・オペラ座で上演されて以降とのこと。

「ストーリーは古代ギリシャのレスポス島に暮らす少年と少女を主人公とし、牧歌的な情景をバックに、海賊に誘拐された少女クロエがパンの神によって救出され、無事にダフニスの元に帰るまでを語る。パンの神をまつる祭壇を前に島民たちが踊る第1部、海賊プリアクシスの陣営にクロエが連れて行かれる第2部、パンの神によって救出されたクロエがダフニスとともに祭壇の前で目覚め、 神をたたえる第3部の、全3部からなるバレエ音楽は、ラヴェルの作品中最も大規模なもので、演奏時間は全曲で50分を超え、かつ合唱を含む大規模な管弦楽を要求する。」とプログラム冊子で紹介されています。

 

オケの編成は16-14-12-10-8に拡大。合唱団はソプラノ26,アルト23、テノール16,バス13の編成でP席に配置されました。

前置きが長くなりましたが、実は聴いてみた感想はあまりよくなかったです。

合唱も入った50分を超える大作ということですが、メロディのメリハリもあまりなく脈絡なく長いように思えてしまい、聴き入ることができませんでした。

事前に、バレエのストーリーをしっかり頭に叩き込んで、情景を思い浮かべながら聴いたら違う結果になっていたのかもしれませんが、今回については以前聴いた合唱のない組曲のほうが印象が良かったという結果になりました。

 

準・メルクルの指揮については、22/8の京響定演(★)以来でしたが、プレトークでのプログラム解説を含め、生真面目そうな感じがして、今回も好印象でしたOK

 

開演14時30分、休憩20分を挟み、終演16時30分。

事前完売で当日券なしの満席でした。

 

以下、リハから終演までのXのリンクを貼っておきます。