日曜日に、3月に、びわ湖ホールで上演されるプロデュースオペラ・コルンゴルド作曲『死の都』の事前講座 2回目でした。
事前講座は全2回・各2時間で行われ、講師は2回とも音楽評論家の東条碩夫先生。
1/5の第1回(★)では作曲者や作品の概要を解説頂きました。
そして今回は、複数の海外歌劇場での実演動画を用い、様々な演出で、この作品がどう表現されているかを紹介頂きました。
出演
講師:東条碩夫(音楽評論家)
紹介頂いた動画は以下の5つ。
①ベルリン・ドイツオペラ 1983年ライヴ
パウル: ジェームズ・キング
マリー&マリエッタ カラン・アームストロング
ハインリヒ・ホルライザー指揮ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団
ゲッツ・フリードリヒ演出
②ラン国立歌劇場 2001年ライヴ
パウル:トルステン・ケルル
マリー&マリエッタ: アンゲラ・デノケ
ジャン・レイサム=ケーニヒ指揮ストラスブール・フィル
インガー・レヴァント演出
➂テアトロ・ラ・フェニーチェ歌劇場 2009年ライヴ
パウル: シュテファン・ヴィンケ
マリー&マリエッタ: ソルヴェイグ・クリンゲルボーン
エリアフ・インバル指揮テアトロ・ラ・フェニーチェ管弦楽団
ビエル・ルイジ・ピッツィ演出
④フィンランド国立歌劇場 2010年ライヴ
パウル: クラウス・フローリアン・フォークト
マリー&マリエッタ: カミッラ・ニールンド
ミッコ・フランク指揮フィンランド国立歌劇場管弦楽団
カスパー・ホルテン演出
⑤バイエルン州立歌劇場 2019年ライヴ
パウル: ヨナス・カウフマン
マリー&マリエッタ: マルリス・ペーターゼン
キリル・ペトレンコ指揮バイエルン州立管弦楽団
サイモン・ストーン演出
超ザックリ言うと、物語は
「最愛の妻マリ―を亡くしたパウルが、妻に容姿がそっくりなマリエッタと出会い、マリーの幻想をマリエッタに重ね愛し合うようになるけど、所詮は別人ゆえ結局はすれ違ってしまい、パウルがマリーの遺髪でマリエッタを絞殺する。でも、それらは全てパウルの夢の中の話だった。」という内容なんです。
しかし作品によっては、マリーの亡霊が常にパウルだけに見える形で傍にいる演出があったり、最後に夢から覚めた後のパウルの行動が様々だったりと、演出家によって同じ物語でも解釈が異なることを紹介頂いて、とても面白かったです![]()
3月のびわ湖ホールの公演は故栗山昌良さんの原演出によるものなので、原作を大きく逸脱することはないはずですが、今回受講した他劇場の演出を思い出しながら観劇すると、より楽しめると思います。
