今日は、昼から出掛けるので、ブログは早めに投稿します。

『モーツァルト 父の夢、子の夢』という本を読み終えました。

 

著者の「モーツァルトの手紙を読む会」って何者?と言うこですが、2015年の年末に有志数名が集まり結成された音楽を職業としない一般人のグループで、実は、その中心人物が僕の行きつけの居酒屋「ここち夢」の常連仲間の方なのです。

その方も店を経営されていて、なんとモーツァルトの音楽が流れるモーツァルト・バーという筋金入りのモーツァルトファンびっくり

そのバーに集まる方などが、モーツァルト家の家族で交わされた手紙、特に息子のヴォルフガングと父レオポルトの手紙に焦点をあて、読書会を月一のペースで実施。一語一語、一文一文に注意を払い丁寧に読み込んだとのこと。難解なドイツ語文(特に心態詞の扱い)、当時の表現や南ドイツ特有の言い回しについては、その都度、この方面に明るいドイツ人に教えを乞いまとめあげて、音楽を生業としない一般人の著書が音楽之友社から出版されるという偉業を成し遂げた作品です。

*表紙の写真はネットからお借りしました

 

出版元の音楽之友社のHP並びに本書に付けられた帯の裏面には、以下のように内容が紹介されています。

 

内容紹介 

モーツァルトはその短い生涯のほぼ3分の1を旅に費やした。

職探しの旅とされる「マンハイム=パリ旅行」(1777年9月23日~1779年1月15日)は、そのなかでも重要な旅のひとつで、初めて父親が息子に同伴しなかった旅でもあった。

本書は、この旅の際にレオポルトとヴォルフガング父子が交わした往復書簡のなかから、父子の興味深い関係を窺い知ることができる手紙を厳選し、両者の掛け合いに主軸を置いて「会話性」を持たせたもので、父子による「デュオドラマ(2人だけの対話劇)」の魅力を伝える書簡集となっている。

モーツァルト・ファンだけでなく、すべての音楽ファン必携の一冊。

 

手紙の内容は書きませんが、この旅行の中で起こった事実は特に記載してもいいと思うので、以下に簡単に書きます。

父レオポルトが帯同出来なくなって初めて母と二人で息子ヴォルフガングは住まいのあるザルツブルグ出るわけですが、各地での就職活動は上手くいかない上に、初恋の相手から振られ、更に旅の途中で母を失うという劇的な体験をし、最後は父の強い指示を受けザルツブルグに戻ります。

 

その間、各地での出来事をヴォルフガングが報告し、レオポルトが指示を出す書簡のやり取りがまとめられているのが本書です。

こういうことを僕は全く知らなかったし、一語一語一文一文に注意を払って丁寧に読み込まれたが故、二人の手紙は大概長~~くてくどくて読みにくく、また、各地で登場する人物の名前が頭になかなか入らず、結局、斜め読みになってしまいましたショボーン

 

それでも、父レオポルドの手紙は大概、偉そうで自尊心が高いけれど生計を立てるためには息子ヴォルフガングに頼るしかなく泣き言を言ったり高圧的になったりしながら指示しているのが読み取れますし、一方、ヴォルフガングもヴォルフガングで結構気ままで、父の考えと異なる主張を繰り返していることは、充分、分かりました。

お互いをリスペクトし愛しているのに、頑固に自身の考えを主張、固執するので、なかなか噛み合わない。

 

それでも、今回の旅では最後は父の指示に服従し帰郷するわけですが、その後、2年もしない内に決別しヴォルフガングはザルツブルグからウィーンに移住するとのこと。この二人なら、そうなるやろな、とこの本を読んで思えました。

 

充分に内容を読み込めなかったけど、モーツァルト親子の間にこんなやり取りがあったことを、しっかりまとめられたのは凄い拍手と思います。お疲れ様でしたと、今度、お会いした時に伝えますニコニコ

 
さて、今日は午後からこちら。
兵庫芸文センターでオペラ「蝶々夫人」を観てきます。