昨日は、日本版「パラサイト」の芝居を、大阪の新歌舞伎座で、いつもの地元の幼馴染みと観てきました。

映画「パラサイト 半地下の家族」(★)を日本版にした芝居でチケ取りの記事(★)にも記載していたように、僕はアカデミー賞を取ったこの映画は後半が血の惨劇みたいで後味が悪く、あまりいいと思っていませんでしたが、芝居については舞台が大阪に移っているしキャストもいいので、観ることにしたのです。

先月の東京の公演では関係者の体調不良が発生し、6公演が残念ながら中止になったとのことですが、その後、公演を再開され。今月の7日から大阪公演が順調にスタートしました。

原作:映画『パラサイト 半地下の家族』

台本・演出:鄭 義信

 

CAST

古田新太、宮沢氷魚、伊藤沙莉、江口のりこ 

キムラ緑子、みのすけ / 山内圭哉、恒松祐里、真木よう子

青山達三、山口森広/

田鍋謙一郎、五味良介、丸山英彦、山村涼子、長南洸生、仲城綾、金井美樹

 

 

この芝居は新歌舞伎座のHPで以下のように、概要とストーリーが紹介されています。
世界の映画賞を席巻し、社会問題化している「格差社会」というテーマを描きながらも、所々に散りばめられた緻密な「伏線」や「テーマ性」が話題を呼び、サスペンス、ブラックコメディ、ヒューマンドラマなどの"ジャンルを超えた傑作"として世界各国で称賛の嵐を巻き起こした映画『パラサイト 半地下の家族』。
 
COCOON PRODUCTION 2023『パラサイト』として日本で舞台化されることが発表されると、大きな反響を呼び話題に。
 
日本版『パラサイト』の台本・演出は、映画『愛を乞う人』『焼肉ドラゴン』、舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』などを手掛け、舞台・映画と幅広く活躍しそのパワーを遺憾なく発揮する脚本・演出家 鄭 義信が務めます。
 
日本版『パラサイト』の舞台となるのは90年代の関西――。
家内手工業の靴作りで生計を立て、地上にありながら地下のように一日中陽がささないトタン屋根の集落で細々と暮らす金田一家。物語の中心となるそんな金田一家の主・金田文平を演じるのは古田新太。身分を偽造し、高台の豪邸に住む永井家の家庭教師としてアルバイトを始める文平の息子・純平を、宮沢氷魚、同じく永井家にアートセラピー教師として取り入る純平の妹・美姫には、伊藤沙莉、美姫に続いて家政婦として雇われる文平の妻・福子を、江口のりこが務めます。
そして、金田一家とは対照的に、高台の豪邸で暮らし、次第に金田家に<寄生(パラサイト)>されていく永井家の主人で、実業家として成功しつつも中身はまるで"土建屋の親父"・永井慎太郎には山内圭哉、美しく品もあるが天然な側面も持ち合わせる"奥様"・千代子を真木よう子、その娘・繭子を、恒松祐里が演じます。
さらに、永井一家の家政婦を務める安田玉子にはキムラ緑子、舞台『パラサイト』オリジナルの登場人物をみのすけと、個性と実力を兼ね備えた魅力的なキャストの共演が実現しました。
 
裕福な家庭に次第に寄生していく金田一家に待ち受ける運命とは――。
舞台ならではの衝撃のラストにご期待ください。
 
舞台『パラサイト』ストーリー
堤防の下にあるトタン屋根の集落。川の水位より低く一日中陽がささず、地上にありながら地下のような土地で金田文平(古田新太)の家族は家内手工業の靴作りで生計を立てて暮らしている。
一方対称的な高台にある豪邸では、永井慎太郎(山内圭哉)、妻の千代子(真木よう子)、娘の繭子(恒松祐里)、引きこもりの息子健太郎がベテラン家政婦の安田玉子(キムラ緑子)とともに暮らしている。文平の息子の純平(宮沢氷魚)は妹の美姫(伊藤沙莉)が偽造した大学の在籍証明を利用し、繭子の家庭教師としてアルバイトを始める。息子の健太郎のアートセラピーの教師として、美姫が、慎太郎の運転手や玉子がクビになるように仕向け、その後釜に、文平と妻の福子(江口のりこ)が、と一家は永井家に寄生していく・・・。

 

芝居と映画の違いや感想などを記載しようと思いますが、間違いなくネタバレになります。

しかし、公演が17日まであるので、以下、これから観るので知りたくないと言う方はスルーをお願いします。

今迄、映画の感想などもネタバレをさせるけど知りたくない方はスルーをお願いしますと記載しながら、直ぐ、下から記載を始めていたのは配慮に欠けると、いうことが、ブロ友さん,のやり方を拝見してわかりましたので、今回から、その方法をマネさせて頂きます。

ということで、続きはずっと下から書き始めますので宜しくお願いします。

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紹介文に、日本版『パラサイト』の舞台となるのは90年代の関西とあるように、キャストは全員、関西弁での芝居。宮沢氷魚くんや伊藤沙莉ちゃんはきっと大変だったと思うし、少し変なところも僕ら関西人からするとありましたが、かなり頑張っていましたグッなぜ、大阪を舞台にしたのかはわかりませんが、言葉が関西弁になり、会話の掛け合いに吉本を見ているような笑いの要素が織り込まれたのは良かったと思います。

でも、ストーリーの方は特に前半は映画とほぼ同様。山内圭哉さんが演じる実業家として成功しつつも中身はまるで"土建屋の親父"・永井慎太郎という設定によって、金持ちの主人がかなり傲慢に描かれていたので、映画よりも最後の惨劇が逆恨みと思えるのを薄められているように僕には感じられました。
後半は少しストーリーが映画とは違っていて、みのすけさんが、舞台『パラサイト』オリジナルの登場人物として登場し、家政婦役のキムラ緑子さんと絡むことで、彼女の演技を際立たせるのに一役かっていましたOK
息子の誕生パーティーでの血の惨劇は映画のようなくどいほどの演出はなく、かなりあっさりしていたのも僕には良かったです。
 
でも、結論は、やっぱり、パラサイトはパラサイト。「舞台ならではの衝撃のラストにご期待ください。」とありますが、ちょっとした読み替えに留まっているとしか僕には思えず、それほど衝撃的でもなかったというのが本音です。
映画が『社会問題化している「格差社会」というテーマを描きながらも、所々に散りばめられた緻密な「伏線」や「テーマ性」が話題を呼び、サスペンス、ブラックコメディ、ヒューマンドラマなどの"ジャンルを超えた傑作"』とは思えなかった僕としては、役者の方々の芝居は良かったけど、ストーリーのほうは、やはり、あまり気持ちのいいものではありませんでした。
 
役者さんのほうは、長男役の宮沢氷魚くんが一人語りなど出番が多く大奮闘、映画にはなかった家政婦の悲しい芝居をしたキムラ緑子さんの演技が秀逸。古田新太さんは、文句なし!!
傲慢な主人を演じた山内圭哉さんも面白かったし、伊藤沙莉、江口のりこ、恒松祐里、真木よう子の面々もしっかり脇を固めておられ、個々の役者さんの芝居については、楽しむ観ることが出来ましたチョキ
 
12時開演、休憩20分、終演15時。
抽選で1度は外れた人気の公演だけあって、完売の満席でした。