昨日は、神奈川フィルコンマス、京響特別客演コンマスの石田泰尚さんが率いる硬派弦楽アンサンブル石田組のコンサートを聴きにシンフォニーホールに行ってきました。僕が石田組のコンサートを聴くのは、昨年9月、びわ湖ホールでの公演(★)以来、2度目。前回は興味本位で観た訳ですが、強面の外見とは裏腹な演奏とエンターテーメントの要素がしっかり織り込まれた楽しい公演だったので、今回、リピートしました。

[ヴァイオリン]石田泰尚、佐久間聡一、塩田 脩、ビルマン聡平、丹羽洋輔、竹内 弦

[ヴィオラ]中村洋乃理、萩谷金太郎、鈴村大樹

[チェロ]辻本 玲、門脇大樹、大宮理人

[コントラバス]米長幸一

プログラム

前半

ホルスト:セントポール組曲

 Ⅰ.ジグ/Ⅱ.オスティナートナート/Ⅲ.間奏曲/Ⅳ.フィナーレ(ダーガソン)

レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア第三組曲

 Ⅰ.イタリアーナ/Ⅱ.宮廷のアリア/Ⅲ.シチリアーナ/Ⅳ.パッサカリア

後半
バルトーク(ヴィルナー編曲):ルーマニア民族舞曲

 Ⅰ.ジョグ・ク・バータ 枕踊り/Ⅱ.ブラウル 飾り帯の踊り/Ⅲ.ペ・ロック 踏み踊り/

 Ⅳ.プチュメアーナ 角笛の踊り/Ⅴ.ポアルカ・ロマネアスカ ルーマニア風ポルカ/Ⅵ.マヌンツェル 早い踊り

シルヴェストリ(松岡あさひ編曲):バック・トゥ・ザ・フューチャー
チャップリン(松岡あさひ編曲):スマイル
レインボー(近藤和明編曲):スターゲイザー
ローリング・ストーンズ(松岡あさひ編曲):悲しみのアンジー
ディープ・パープル(近藤和明編曲):紫の炎
 

アンコール

①レオ・ウッド:サンバディ・ストール・マイ・ギャル

②ビゼー:ファランドール

③エヴァン・コール:鎌倉殿の13人オープニング

④クイーン:ボーン・トゥ・ラヴ・ユー

(編曲①②④松岡あさひ、③酒井麻由佳)

びわ湖の公演の時に、石田組のメンバーは固定ではなく公演毎に、都度、主に首都圏のオケから、石田さんがこれはという男性弦楽器奏者に声をかけ集めていると聞いていましたが、今回のメンバーでは、ヴァイオリンの竹内さん、ヴィオラの中村さん・鈴村さん、チェロの辻本さん・大宮さんが、びわ湖公演から代わって入られていました。また、今回はチェンバロとアレンジで活躍されていた松岡さんはお休み。入れ替わったメンバーも、竹内さん:広響第2ヴァイオリン首席、中村さん:N響次席、鈴村さん:パシフィック・フィルハーモニア東京特別首席、辻本さん:N響首席、大宮さん:フリーランスで主要オケに客演と、前回同様、錚々たる方々ですびっくりマーク。

 

前半はお揃いの黒い衣装で登場。

最初のホルストのセントポール組曲は、オープニグに相応しい盛り上がりがある曲。最初のジグ演奏中に石田さんの前の譜面台から楽譜が落ちるアクシデントがありましたびっくりが、慌てて拾い上げることをせず、さりげなく後退しながら、第1ヴァイオリンのメンバーが見ている楽譜前に合流して演奏を継続ルンルン。組長の風格が出てましたチョキ

続く、レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア第三組曲」も初めて聴きましたが、綺麗な曲でした。主にメロディを石田さんが独奏し、メンバーとのアンサンブルを聴かせてくれるスタイルですが、心地よい演奏になっていましたニヤリ

 
休憩20分。女性ファンが多数でトイレは長蛇の列。2019年の「らららクラシック」の特集などに加え、先日のクラシックTVにN響・マロさん、読響・長原さんと一緒に石田さんが出演されたことなどで、びわ湖の時より更に人気が出ているように感じました。
 
後半のスタートは、金文字で「石田組」と書かれた黒のTシャツに黒マスク装着の姿でバルトークの「ルーマニア民族舞曲」。
文字通り、民族色豊かな感じの舞曲でしたピンク音符
一旦、舞台袖に退場後、また黒の衣装に戻って再登場。ここで、石田さんがマイクを持ってメンバー紹介。佐久間さんが大フィルの第2ヴァイオリン首席だったので、在阪の多数の知り合いや御両親も今日は観に来られているとか、中村さんが今はN響次席だけど気持ちは既に首席だとか、ちょっと面白いネタを含めた紹介が楽しかったです爆  笑
メンバー紹介のあとは、MCをバトンタッチ。佐久間さんが石田組に参加して演奏出来ることが嬉しいとの話をしたり、米長さんだったと思いますが、今後のツアーで関西公演が10月にまた2回(10月10日東大阪と10月29日西宮)あり、今回の公演と併せて3公演見れば、石田組のレパートリーの60%をカヴァーできると言ったPRをされました。
また、今回、石田組を初めて見に来たか?リピーターか?を挙手で質問されましたが、半分くらいは初めての方だったので、人気が出てきているのは確かだと思います。
 
そして、ここからはポピュラーの演奏。びわ湖で聴いた「悲しみのアンジー」はしっとりしたバラード、「紫の炎」はエキサイティングなナンバー。また初めて演奏を聴いた弦楽アンサンブルによる「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のテーマは面白かったし、「スマイル」は優しく、「スターゲイザー」はちゃんとロックしていました音譜
 
アンコールの最初はレオ・ウッドの「サンバディ・ストール・マイ・ギャル」。
題名を書くと、「?」ですが、下に貼った動画を聴いてもらえば「あ~これかビックリマーク」と分かると思います。
勿論、会場は、音が鳴り始めたら、即、ドッと笑いが爆  笑チョキ。そう、吉本新喜劇のオープニグテーマでした。
アンコールの2曲目は、真面目に戻って派手に「ファランドール」メラメラ
まだまだ続いて、次が今の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のテーマ。なんと、この曲を弾くとき、石田組長は上半身、鎧兜姿。
鎧が邪魔で弾きにくそうにしている姿も笑いを誘っていました爆  笑。
そして、最後は背面に「〇〇参上」と書かれた特攻服みたいな衣装に再び着替えて、大きな声で「もう一曲やります!」と言った後に、クイーンの「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」。この曲も一応YouTubeの動画を下に貼っておきます。
キムタク主演で、竹内結子さん・当時の市川染五郎(今の松本幸四郎)・坂口憲二・佐藤隆太、等が共演したアイスホッケーを題材にしたドラマ「プライド」の主題歌として有名です。
 
演奏後のカーテンコールでは両サイドバルコニー、P席、正面にメンバー全員で深々とお辞儀され、最後は、石田さんが残り、再度深々とお辞儀をされてお開きになりました。
 
会場は本当に満席。開演14時、休憩を挟み、終演16時10分。
とても楽しい公演に、お客様はニコニコで家路につかれていましたニヤリキラキラ

 

サンバディ・ストール・マイ・ギャル

 

ボーン・トゥ・ラヴ・ユー