昨日は、二兎社という劇団の芝居「ザ・空気 ver.3 そして彼は去った...」というのを観に、びわ湖ホールに行ってきました。
二兎社というのは、1981年、大石静さんと永井愛さんという方が設立。ともに卯年生まれであったことから、 劇団名を「二兎社(にとしゃ)」とされたとのこと。それぞれのオリジナル作品を交互に 上演し、二人は役者としても出演され、『カズオ』などの「早替わり二人芝居」で人気 を博していたそうですが、大石さんが1991年に退団され、以降は、永井さんの作・演出作品をプロデ ュースする演劇ユニットとして活動されているそうです。
また、びわ湖ホールのHPでは、今回の芝居を以下のように紹介しています。
「今、日本で起きていること」をリアルに体感できる演劇づくりで幅広い層から支持される劇作家・永井 愛。「報道現場における自粛・忖度・自己規制」をテーマに展開するシリーズ「ザ・空気」の最新作を上演します。3作目となる今作は報道現場の「取材する権利」、国民の「知る権利」に光を当て、メディアのあり方を問いかけます。
今回の舞台は、BS放送のTV局で、佐藤作さんが保守系のジャーナリスト、神野美鈴さんが放送局のニュース番組「報道9」のチーフ・プロデューサー、和田正人さんが同番組のチーフディレクター、韓英恵さんがサブキャスター、金子大地さんがアシスタントディレクターを演じています。
詳しいことは長くなるので割愛しますが、「報道現場における自粛・忖度・自己規制」をテーマに展開するシリーズ「ザ・空気」と書かれているように、コロナ禍のTV局を舞台に日本学術アカデミー(学術会議のパロディ)の推薦会員候補を首相が任命しなかったことの理由をスクープ報道するかということをネタにしたストーリーでした。
こういう風に書くと、随分、シリアスな話になっているように思えるかもしれませんが、芝居自体は役者の方が上手かったこともあって、ユーモアも交え、休憩なしで約1時間45分、長いと感じることはなく楽しめました。
僕自身は、TV番組で「取材する権利」、国民の「知る権利」というものを声高に叫び政権批判ばかりしているジャーナリストと言われる人たちは総じて見ていて不快だし、政策については是々非々で判断すべきと思っているので、このテーマは描き方によっては嫌悪感を抱いてしまうところでしたが、そうはならないようにうまくまとめられているように感じられて良かったです。
この芝居は1/8~31日の間、東京芸術劇場で上演され、その後、全国ツアーをスタート。
昨日の、びわ湖は2公演目。残り、7公演残っているようです。
緊急事態宣言が発令された時には上演中止かと思われたそうですが、東京公演は無事終了。
ツアー出発にあたり、スタッフ・キャスト全員がPCR検査で陰性の結果を持ち、行動は劇場とホテルの行き来のみとして 感染対策に注意を払いながら上演をしますと、神野三鈴さんがFacebookに投稿されていました。
こういう配慮をしながらの生芝居、楽しませて頂き、ありがとうございました。
