昨夜は、辻井伸行くんのヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝10周年記念特別コンサートでシンフォニーホールに行ってきました。
その名の通り、辻井伸行くんのヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝10周年記念のコンサートで、6月に東京で2回と福岡、8月に札幌、そして、昨日の大阪がファイナルのツアーです。
コンサートは東京同様、3部構成。1部がピアノソロ。2部が室内楽で、3部がコンチェルトです。
室内楽ではヴァイオリンの三浦文彰くん、川久保賜紀さん、ヴィオラの川本嘉子さん、チェロ向山佳絵子さんと、コンチェルトはニール・トムソン指揮、日本センチュリ―交響楽団との演奏でした。
出演
[ピアノ]辻井伸行
[弦楽四重奏]三浦文彰・川久保賜紀(ヴァイオリン)、川本嘉子(ヴィオラ)、向山佳絵子(チェロ)
[指揮]二ール・トムソン
[管弦楽]日本センチュリー交響楽団
プログラム
1stステージ《ピアノ・ソロ》
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番「熱情」
2ndステージ《室内楽》
シューマン:ピアノ五重奏曲
3rdステージ《協奏曲》
ショパン:ピアノ協奏曲 第1番
今回、僕の席は、最前列の中央、ピアノソロでは正にピアノの正面でした。
熱情は、ピアノが近かったこともあるとは思いますが、今まで何度か聴いた辻井くん演奏で最も熱く激しいものでした!
とても良かった!
続く、室内楽ではピアノは少し下がって、前方に弦楽4重奏の皆さんが座られました。
これも、初めて聴くでしたが、素晴らしかった!
通路に補助椅子も設置されるほどで、3階席まで超満員。辻井くんのファンも女性が多く、反田くん同様、開演前、休憩時はトイレは長蛇の列になっていました。クラシックファンのみならず、辻井くんの応援を目的に来場されているお客様も多数おられた模様。
よって、楽章間拍手がパラパラと起こっていました。
楽章間拍手は必ずしもやってはいけないことではないと、もぎぎやバッツティの著書には書かれているし、本当に感動して自然に出ているのでしょう。しかし、会場内で「しー」と注意を促すような声がしていました。僕的には、むしろ、その「しー」のほうがうっとおしく感じました。
後半のコンチェルトですが、シンフォニーホールはステージが狭いので、オケが入ると最前に配置されたピアノは僕の席の1mほど前でなることになりました。顔を上げるとピアノの底が正面、ステージとピアノの間と左右から、辛うじて弦の各パートの一部が見え、木管金管打楽器、指揮者とも見えないようになりました。
指揮のトムソンさんがどんなふうだったかは全く分からなかったけど、ピアノの音はこれ以上ないほどよく聴こえたわけで、それはそれでよかったです。
弦のパートも充分見えなかったので、自信はないのですが、コンチェルトのときに、室内楽を演奏した三浦くんと向山さんがオケに入って一緒に演奏していたように見受けられました。川久保さんと川本さんは、確認できませんでしたが、こういうのを見ると演奏家の友情を感じとれてうれしくなります。
演奏はいうまでもなく圧巻でした。
カーテンコールでは、オケの皆さんも本当ににこやかに、辻井くんに拍手を送っておられました。そして、辻井くんが挨拶。
「このツアーも昨日で最後。この10年やってこれたのは、家族・スタッフ・演奏家の仲間、そして、温かく応援してくれた皆様のおかげだと振り返っています。」とお礼を述べてくれて、会場は大喝采。
「アンコールにリストのラ・カンパネラを演奏します。」と言い、素晴らしい演奏で締めくくり。
とってもいいコンサートでした。


