昨夜は、佐渡裕指揮 日本センチュリー交響楽団 w/反田恭平のコンサートで堺にある国際障害者センター(ビッグ・アイ)多目的ホールに行ってきました。
指揮:佐渡裕
ピアノ:反田恭平
管弦楽:日本センチュリー交響楽団
堺にいる姉の家に行って、ごはんを食べてから会場に行く予定だったので、早めに大津駅について大阪方面の電車を待っていたら吹田で電車とお客様が接触したため、京都より向こうの運転を見合わせているとのアナウンス。
急遽、ルートを変えて京都の一駅前の山科で京阪京津線に乗り換え、京都三条から淀屋橋まで京阪本線、そこから天王寺まで地下鉄御堂筋線、天王寺からJR阪和線と乗り継いで、やっとのことで姉のいる三国ヶ丘に到着するというハプニングに見舞われ、ただでさえも今回は遠いのに、行くだけでかなり疲れました。
姉のところであまりゆっくりすることもできず、でも、それなりに休ませてもらって会場に到着。
初めてきたホールですが、正直、コンサートホールではない作り、運営でした。
クロークはない、空いてないのではなくクローク自体がない。2階席もないし、ホワイエにはベンチもコーヒーやワインを売っているところもなく、あるのは自販機だけ。昔の大きい映画館みたいなホールでした。CDだけは持ってきて売ってましたが。
なんでこんなところでコンサートを開催したかというと一昨日記事に書いた、この秋に堺に出来る新しいホール、フェリーチェ堺の準備室が宣伝を兼ねて主催したからです。先にホールのことを書いてしまいますが、完売で満員でしたが、演奏中にプログラムをしきりに音をたてて何度も見る人、咳をするときにハンカチを口元にあてることもなく平気でする人、背もたれにもたれず前のめりになって後ろの人に迷惑をかける人も多数。これらの行為はフェスティバルホールや兵庫芸文、シンフォニーホール、びわ湖ホール、京都コンサートホール等ならば開演前にやらないようにと協力を要請するアナウンスしたうえで、開演前・公演中・終演後ともホール内撮影禁止はプレートをもって場内説明されています。一方、ここではせいぜい携帯の電源を切りましょうとのアナウンスだけ。もちろん、お客さん個人のマナーの問題ですが、ホールとして事前に協力をお願いする運営が全くできていないとの印象を受けました。新しいホールになったら、クロークやホワイエの問題は解消するでしょうが、マナーを促す運営などについて主催者が他のホールを学んでいないとしか思えず不安になっています。
前段が長くなりましたが、昨夜のプログラムは、
前半が
S・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 二短調 作品30
後半が
A・ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」
まず、いつものように、佐渡さんがプレトーク。
昨日から、このメンバーで西日本11か所でツアーをするとのこと。
日本センチュリは、国内デビュー後、当時の大阪センチュリに初めて首席客演指揮者として招いてくれたオケであること。
後半に演奏する新世界は、当時、大フィルと朝比奈隆先生に対抗するべく、年末の第九、年明け成人式の日1月15日に新世界を演奏するコンサートを同日開催していた、今思うと恐れ多いけど思い出の曲であること。
また、前半の反田君とは2年前ツアーをしたけど、その時のプログラムはラフコン2で、普段は普通の青年が演奏するとすごいと驚いたこと。今回のラフコン3はラフコン2以上にピアノの技量、オケとのやり取りがより高度に必要とされるが、どういった演奏になるかとても楽しみにしている、との説明がありました。
また、フェリーチェについても、秋のグランドオープン後また演奏にくる予定になっていること。自分は兵庫芸文の芸術監督をしているが大阪の中心ではない西宮に立派なホールを作って本当に人が来てくれるかと思いながらも、西宮のおばちゃんが日ごろの人の悪口に花を咲かせる井戸端会議の話題を「芸文ってなんか面白いことやってるらしいで」に変えてくれることを目指して、クラシックコンサートの敷居を下げたりと努力をしてきた、フェニーチェも堺でそんな存在になればいいのにと思っている。今日は、その前段階として、クラッシックコンサートの醍醐味・楽しさを味わってもらって親しみをもっていただければとの、話でした。
演奏のことに全く触れず、一杯書いてしまいましたが、まずは前半の反田くんのコンチェルト。
やっぱりすごかったです。特に第3楽章終盤のクライマックスの強音、これぞ反田という感じでビンビン響いてきました。
弱音の腕も上げていると思いますが、僕はやっぱり彼の強音が大好きです。
今回のピアノはスタインウェイでした。やっぱり、この前のリサイタルでのFAZIOLIはショパンを演奏するためだったのでしょう。
佐渡さんはしっかり、反田君のほうを、こまめに振り返り、オケを率いていました。
昨日は閉館時刻の関係でサイン会はなく、今日2月20日発売のラフコン3のCDに事前に書いたサイン色紙を付けて売っていたので買うか迷いましたが、いづれAmazonミュージックでダウンロードできると思うのでやめときました。数か月辛抱します。
アンコールは、ショパンのプレリュードop28-24、これも強音にすごみがあって良かったです。
後半の新世界は、佐渡さんと日本センチュリの十八番だけあって、安定の良さ!
佐渡さんの指揮も、動きがダイナミックでみても楽しい演奏でした。
アンコールはダニーボーイ。
ダニーボーイといえば、こっちではコバケンさんと大フィルの十八番ですが、日本センチュリがやるのを初めて聴きました。
これがまた良くて、あまりに美しくてウルっときてしまいました。
運営やお客さんのマナーには不満がありましたが、結局楽しめてよかったです。
今夜は、またJAZZのライブに行きます。
日曜は、チェコ国立ブルノフィルの新世界をまた聴きます。あとは運命と、モルダウ。
なんか人気曲オンパレードみたいなプログラム。
まだまだ楽しみが続きます。


