世間話が不得意だ。
というより、向いていない。
特に新学期。
子どもの幼稚園のバス停で「はじめまして〜」と挨拶したあとの、バスが来るまでの数分間。
ママ友付き合いを円滑にするための必須装備、「謙遜」「少しのお世辞」「共感のボキャブラリー」
私にはそれが、決定的に足りない。
もともと人間関係クラッシャーなので、 余計なことを言って嫌われるくらいなら、最近では赤ベコのように黙ってニヤニヤしている。
バス停の待ち時間は、まだいい。
バスが来れば解放される。
問題は立ち話だ。終わりが見えない。
井戸端会議という言葉があるけれど、井戸での用事が終わったら、私はさっさと帰りたい。
とりあえず、桜の季節までは 「寒いですね」と「乾燥しますね」でやり過ごす。
克服しようとも慣れたいとも思っていない。
今日も赤ベコになってニヤニヤしながら、そそくさと帰る。