庭に枝垂桜の木がありました。それほど大きくはないのですが、かなり昔からありました。四メートル程幹が伸び、その先で枝分かれの様に広がり、春になると桜の花が垂れ下がるように咲いたものでした。

 

ところが何年か前から、花の咲かない枝が増えてきました。だんだん少なくなり、とうとう今年は一枝ぐらいしか花が咲きませんでした。

 

幹を良く見ると、蟻が登っています。くぼみのような所は、蟻の巣なのか土のような物が盛り上がっていました。幹を押してみると、グラグラ揺れるのです。木全体が蟻の巣になってしまったのか、木の皮もボロボロにはげるところがありました。

 

 

このままでは、台風でも来て強い風が吹けば倒れる危険もあるため、木を切ることにしました。とは言え、狭い庭の中なので真ん中と根元で二回切ることにしました。一回目は幹の中間から。落としたい方向へ三角の切り込みを入れて、チェーンソーで逆から切ると狙い通りに倒れてくれました。二度目は根元から、バッサリと。幹の太さは20センチほどでしたが、機械が無ければ大変だったでしょう。

 

 

切り口を見ると、幹の真ん中が蟻の通り道の様に穴がいくつも空いていました。

 

これで強い風が吹いても安心できます。横に若木が伸びてきているので、また数年後には桜の花を咲かせてくれるでしょう。