病院の先生から厳しい現実を諭されてから、わたしは覚悟と腹を括って、翌日。ひなちの担任の先生と、支援学級の先生に報告し、協力してもらうようお願いした。

もう…この瞬間からひなちと、とてもじゃないけど乗り越えれそうにない分厚くてゴールの見えない高くそびえ立つ壁を見上げるしかなく。
なにか対策があるわけでもなく…いや…全く持ってなく…途方に暮れながら その後でわたしのおかぁさんにも報告する。

おかぁさんは、思った以上に反応が早く。むしろ、


一旦、リセットする意味でもそうした方が いいね。
おかぁさんも、そこは心臓が止まりそうなほど心配してた。


とのこと。ひなちの『おうち時間』に早く対応を取ってくれたのは他でもない。わたしのおかぁさんでした。
1週間や3ヶ月そこらで改善できるわけもなく。
家に閉じ込め状態の日々が続くので、ひなちを決してひとりにしない状況を常に考えてくれていました。
わたしが、懇談などで家に居れない時は、おかぁさんが必ず早くに仕事切り上げて なにかしらのおやつとなにかしらの知育の遊ぶものなどを持ってひなちと楽しく『おうち時間』を楽しくさせてくれていました。

宿題をさせる苦労しているわたしをおかぁさんはいつも簡単に、ひなちにさせてくれていました。


おかぁさん : ひなち、今日。学校でなにしてきた?

ひなち : ( ´◔ ‸◔`)?ん〜となぁあ?
🤔……んー・''・……
わすでたっ。

おかぁさん : あははははははっ!!忘れちゃったん?

ひなち : ……ぅん……

おかぁさん : じゃ。宿題しながら一緒に思いだそっか。

ひなち : ……ぅん…わかった…( ´◔ ‸◔`)?






おかぁさんの目的は、宿題もさせることはあたりまえのことだけれど。ホントの目的はそこではなく。



記憶を遡ることによって、海馬の働きを刺激する。


ためでした。おかぁさん曰く、

せっかくおうち時間長くあるんやからもったいないよ。ひなちが外に出れる頃に改善してたら学校の先生も見返してやれるやんっ!!

とのこと。今、おかぁさんは認知症になり施設に入っているが、おねぃちゃんが病院に付き添ったりした時に帰りしなにおねぃちゃんがおかぁさんに

「なんか、オヤツ的なもの買ってかえる?」

と、聞くと。おかぁさんはいつも

「ひなち、家ひとりで待ってるからはよ帰ったらなっ!!ひなちのオヤツ買ったってくれる?」

とか、口を開けば

「ひなちは、病気やから。」

と、常にひなちの心配をしてくれているそうです。
余談ですが、なぜかいつもおねぃちゃんは妊娠設定でひなちの心配していても、

「どんな子が生まれてくるか楽しみやなぁ……」
(*´⌓`*)

と、幸せな顔をして言ってくるのだとか。おねぃちゃんは

「どんなけ、腹に仕込んでんねんな…」

と、笑いばなしになっている。