義父は
先月、脳梗塞になり、
後遺症で
言葉を失った。
その1ヶ月前に腎臓がんと肺がんがわかって
数日後にオペを控えていたー
というタイミングで
脳梗塞を発症した。
オペできるギリギリの体力で、
リスクが高い、
もしかすると寝たきりになるかも?と
言われて、
1週間、義家族はオペするか?悩んだ。
結局、オペ以外の治療法はないということで、
オペを決断。
じーちゃん、
がんばれ!って言いたい!と
kiraが言うので
みんなで会いに行った。
普段話さないのに
この日、
義父は
孫を1人ずつ呼んで、話した。
進路はどうするんや?
どこの高校を目指しているのか?
と確認し、
祖父としての思いや経験を語っていた。
kiraは
「おれ、合格するようにがんばるから、じーちゃんもがんはってな!」
とか言ってさぁ。
その会話のそばで
夫は録音していた。
「オトンが話すって
珍しいから」って。
大袈裟な…と思いつつも、
その3人の言葉のやり取りと
光景に胸が詰まった。
それから、数日経ち、
オペの直前に
脳梗塞。
言葉を失った…
皮肉にも
がんのおかげで
義父は孫たちに伝えたいことを
伝えていた。
言葉を残していた。
がんがなかったら、
話をしていなかったと思う。
がんがなかったら、
会いにいくこともなかったし。
あの日、会いにいけて、本当によかった…。
しかし、脳梗塞で
がんの治療はできなくなった。
かわりに
自然に任せるー
そんな道が現れた。
それは残念なことのように思う反面、
「苦しみたくはない」と言っていた、
義父の言葉の
意味を想像すると、
わたし個人としては
「よかったなぁ」という気持ちでもある。
何がいいのか?
どういいのか?と
問われると、
説明できるほど、
理由があるわけじゃないのだけれど。
もともと、わたしは薄情だなぁと
思う。
人の死に対して、
「悲しいけれど仕方ない」という
気持ちの方が強い。
悲しいけれど、悲しみだけに浸れない性分。
むしろ
にんげんのちっぽけさ、
いのちの儚さが
浮き上がるときに
「生きている!」と感じ、
「素晴らしい…」と思うのよね…。
話が脱線💦
元に戻す。
がんは致命的にもなる。
だけど、
がんが
義父の言葉をこの世に響かせた。
脳梗塞は致命的にもなる。
だけど、
今、義両親は穏やかな柔らかい時間を
過ごしている。
何がよくて、
何がわるいのか…
そんなことを考えること
自体が無意味なんだと
改めて思った。
目の前にあることを
「点」「今、この瞬間」として捉えてみると
決して
不幸ではなく、
きらめいた時間が存在しているなと
感じる。
「どうすべきか」より
「どうしたいのか」を問い、
叶えていくとき、
時間が彩られるんだなと、
思いながら、
わたしもいつ死んでもいいように
伝えたいことを
その時その時に伝えていこうと思う。
いつでもできることは今叶えよう。
いつか伝えたい思いは
今、伝えよう。
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