冬の空は
少しだけ透明で
息を吸うと
胸の奥まで冷たくなる
1月8日は
母の誕生日
もう声も手も
あの笑顔も触れられないのに
この日になると
不思議と胸の中に
母が戻ってくきます
「おめでとう」
そう言うだけで
泣いてしまいそうになるのは
会えない人に言葉を贈ることが
こんなにも切ないから…
スーパーで見かけた野菜、
懐かしいお菓子
季節の巡り…
ほんの小さなことが
ふいに母へつながります
あの頃は
気づかなかったな
母がしてくれたこと
どれもが
当たり前ではなくて、
ひとつひとつが愛だった
忙しい日も、疲れた日も、
台所に立つ後ろ姿
冬になるといつも作ってくれた
温かい料理
心が折れそうな時、
背中をさすってくれた優しい手
形では残らないけれど、
今も私の中に息づいていて
生き方の癖にも
言葉の選び方にも、
優しさの出し方にも、
母の影が宿っています
「ありがとう」って
もっと言えばよかったな
今日という日は私にとって
母という奇跡が生まれた日
だから
泣きながらでも言うね
お母さん、お誕生日おめでとう
私の人生にお母さんがいてくれて、
本当にありがとう



