本日は、知人でもある元八王子市長石森氏が警鐘を鳴らす、世界史上類を見ない南多摩地区の18歳人口減少の問題をどう生き延びるか、について、中学受験を切り口にそのヒントを考えてみたいと思います。

まずは事実の提示から。

各自治体では住民基本台帳による正確な年齢別人口を公表しています。1月1日を基準に考えて、2021年の18歳人口を100%とした場合、2025年に生まれた方が18歳になる2043年にはどうなるか見ていきましょう。

南多摩地区
2021年を100%とした場合の2043年の18歳人口比率:
・横浜市北部 55.86%
・横浜市南部 52.09%
・川崎市北部 53.41%
・川崎市南部 65.28%
・相模原市  50.16%
・八王子市  37.29%
・町田市   47.70%
・府中市   52.63%
・日野市   58.26%
・立川市   57.41%
・多摩市   44.15%

これ推測ではなく確定値です。

全国的に20~30%減少することが多いと公表されている通りですが、額面通りに受け取れないのがこの多摩南部。目に余る現実。

特に八王子の6割以上減は、いま私たちが見ている街の構造を全く変えることになるでしょう。

極端な話、駅前の若者向け店舗は60%が消滅してもおかしくない状況。

駅前東急スクエアは高齢者福祉施設に変わっているかも。
京王線八王子駅発は1時間に4本へと大幅減とか。


受験産業も大きく変わることになります。
18歳人口だとまずは大学なのですが、切り口を中学受験として、有効と思われる生き残り施策について見ていきます。

多摩地区南部を都内に限定すれば、

・都立国立
・穎明館
・桐朋
・東京純心女子

など超優秀・優秀な学校の生徒が著名大学入学を競っていたものです。

しかし、例えで挙げたこれらの中で脱落した学校が出てきました。まずは・・・

・穎明館中学高等学校

著名な穎明館ブリッジ、即ち、EMKブリッジという名勝がある(笑)学校です。

今後の生き残りを占う中学校の偏差値の下降が著しい。
何とか頑張って踏みとどまってもらいたいもの。

これにはかなり衝撃を受けました。
卒業生の方も気をもんでおられることでしょう。

そして

・東京純心女子中学高等学校

昔も今もお嬢様学校ですが、女子教育をかたくなに守っていて下降著しいところ。

しかし、この法人は世界一金満バックボーンがあるので触れておくのをやめましょう(笑)

かたくなに理念を守り抜くことが出来るのは、他の法人が真似をすることが出来るものではないので論外です。「嫌な事をわたくしが」の精神は今後も守り通して欲しい。安易な共学化は理念に合いません。ルルドの奇跡を信じます。




一方やり方次第では面白いというか反則級のチート施策を執っている学校も現れました。2026年新設の、

・明星Institution中等部

学習院と同じ制服で皇室にもゆかりがあるのかな?判らんけど。

既存の明星中学高等学校の敷地に新規に設置されました。

この中学校が他の法人が真似できないことをやってのけた。

ここは生き残るかもね、と私だけでなく多くの人が思うはず。

中学受験トップランナーは、昔からの開成・灘は有名過ぎると思います。

関東ではそれをすら凌駕するとも言われる王者 築駒。そして渋幕、渋渋。

どうやったかは判りませんが、これらの不動の絶対王者の中、渋幕と渋渋から多くの教員を複数引き抜いて、多摩地区に渋幕メソッドを組織ごと持ち込みました。


今年一番の驚き。


こんなチート級なやり方あるんだ・・・とね。

うちの学校では渋幕メソッドを導入し、教育に力を入れてます、だけでは

 へー、まずは実績だよね。

になります。
が、渋幕メソッドだけでなく教員組織がそのまま移籍してカリキュラム持ち込むとは。

調べると渋幕の人材を引き抜くだけでもすごいのに、複数名でしかも渋幕の中核で実績を積んで来た人材を引っこ抜いてます。しかも渋幕のレジェンド級じゃまいか。副校長は渋渋経歴ですね。

四谷大塚の合不合80偏差値も穎明館をすでに超えている。


この反則級引き抜き、渋幕の方々お許しになられているのでしょうか?



短く本日の本題。
国高、桐朋(きりとも)は完全にビビってます。警戒しています(自宅近辺関係者談)。

明星instの公式web見ましたが、私の子が現役なら入れたくなるよ。完全に。

それで高校授業料無償化の恩恵受けられるんでしょう?

本気でズリぃと思う。



今回は教育分野だけど、経済面でも経営面でも、こういう施策ができる、という例示は生き残りをかけた我が国に、最も必要な考え方だと思いました。




今度明星の組織文化調べてみるかな。
絶対に何か有効になった組織ガバナンスや秘密がある筈。
きっと・・。