大河ドラマの「豊臣兄弟」が相当な物議を醸している様ですね。

・中川清秀の裏切りの描写(嘘)
・柴田勝家の武家の最期にあるまじき飛び降り(嘘)

大河「ドラマ」として、史実に基づかない、としておかないと、両親に視聴を強要されているちびっこ達に誤ったシグナルを送り兼ねない危惧は確かにあります。

同じ様にキングダムの世界で描かれる前半戦の強敵「李牧」の異常な強さ。あれは認められない。史実では「王翦」の手の平で踊っただけの「李牧」をあんなチートに嘯くのは認められない。

あまり知られていないところから、史実に基づくストーリーを想起させてしまう。

世界に誤解を与えた最たる事例があります。
三国史演義では、劉備が温和で、張飛は粗暴で酒豪という展開になって描かれ、世界中の人がそれを歴史的に認識してしまっています。三国史演義は小説であり、史実では無いのです。

一応史実の記録「魏書」「蜀書」「呉書」と三つの国の歴史を通常三国史ならぬ、「三国志」と呼んでますが、史実での劉備と張飛の記録を見てみると斬新すぎて従来のイメージが飛びます。

横道ずれますが、「魏書」に収蔵されるもので、「東夷伝」という東に住む夷族の記録をしたものがあります。

沢山の夷族が記録されていますが、その中に「倭人条」という条文の様に簡単にまとめられた部分があります。

これが、「三国志 魏書 東夷伝 倭人条」であり、おっさん、おばさんがその昔「魏志倭人伝」といいかげんな名前で教えられたものになります。卑弥呼が記録されているものですね。

話は戻りますが、この三国史の様に、作り上げられた完全に嘘な部分を多く含む小説が、歴史的史実の様に解釈され誤解されてしまうと取り返しがつかない状態になります。

それこそ近代中国・朝鮮史も一次史料から確認できる事実と、後世に政治的・外交的文脈の中で形成された物語とを区別せずに国民に教育を利用している国が存在します。

誤った歴史認識の下に永久に謝罪され続けることを宿命づけられそうになっている我が日本国民自らが、たかが大河ドラマとは言え、全く180度異なる嘘を含めた歴史を描いて平然としてはいけない。

どうせフィクションで描くなら、脚注を必ず入れないと。


そう思った次第です。

 

本日の歴史人物像復元:

人物の基はイエズス会のポルトガル人による本人の写実デッサンを基にしましたので遠からず、ご本人に似ていると思います。誰だか判るかな??

 

 

前からこの人物を再現する際は、と心に決めていた通り、俳優の滝藤賢一さんを基に加齢再現処理しています。

 

誰だか判るかな??