航空母艦葛城。アオシマの旧キット。

1973年発売のプラモデル黎明期のレジェンドキット。

 

プレミアが着いてもおかしくないのに800円で連れ帰った。

製作記としての記事は3回目?

 

 

前回まで冒頭に帝國海軍が最期に完成させた制式航空母艦としていたが、違うとのご指摘を頂戴した。

航空母艦信濃があるだろ、と。

 

だが、一応葛城としている事由がある。

 

信濃は艤装どころか、水密工事ですら終えていない。

つまり完成していない。

 

だから葛城が最後に完成した、として良いのではないか。

信濃が最後に完成したのであれば、生駒や阿蘇、笠置、伊吹も同類項であろう。

 

 

本日の工作はファンネル。

2本あるファンネルは男らしい1パーツ。

 

潔いのだが、スペシャルなヒケが目立つ。

 

こういう時は魔法ペンの登場。

ごにょごにょやって。

 

5分であっという間にヒケ消滅。

超時短。

 

パテ使わずとも同じプラ素材なので、馴染も大変良い。

高価なツールではあるが、時間には代えられない。

 

そしてこれどうしようか。

知らなかったのだが。

8連装ロケット弾ポットだと思っていたのだが、28連装というとんでもない兵器であった。

 

満足に工業力で弾薬補給をカバーできていたのであれば、米艦載機とてそう簡単に近づくことはできなかったであろう。

 

陸軍の無線誘導弾ミサイル(熱海の試射で民家直撃事件や、琵琶湖での目標物への試射で命中など記録が残ります)といい、第2次世界大戦時の兵器ではあるものの、今でも聞く兵器が既に完成系を迎えていたことに驚きを禁じ得ない。

 

話はズレたのだが。

 

この28連装ロケット弾については、×6個、スクラッチで解決・・・するか。

義務だ!義務。

 

仮組を重ねてどんな最終形になるかイメージ。

アオシマの再現力の中でも、葛城は格別ではないだろうか。

 

徐々に形になってくると、当時の匠の粋を極めた美しいプロダクト製品としての魅力が、スケールモデルという仮の姿を使って伝わってくる。

 

なかなかうまく表現できていそうではあるが、スポンソンはもう少し張り出している様だ。

 

あとは、アイランドとしての飛行甲板下の連続性をスクラッチしたのと、飛行甲板下のキャットウォークの再現、カッターデッキが無いのでそれを再現、見張り場の支柱基部の再現等をやって時間切れ。

艦橋だけ手を加える方針だった筈。

 

次から次へと見えてくる実際と違う部分。

見過ごせるようになるとどれだけ楽になるのだろう。

スターン部分もバランスが悪かったので調整してみた。

 

基のキットの部分がどんどんと自作部分に置き換わっていく様子もまた いとをかし。

 

 

 

では。

お休みなさい😴💤

 

 


 

 

 

Operations research
艦橋部品の整形:
・基部の部品前張り出し甲板の整形✔
・電探室階のキャットウォークの再現✔
・後部主檣旗流甲板の謎の張り出しを切除✔
・羅針盤階の構造物より幅を詰める✔
・羅針盤艦橋の後部露天部分における分厚いブルワークを切除✔
・醜い窓モールドを切除✔
・羅針盤階の構造物を、下階構造物よりも前方へ張り出す様加工✔
・部品をカットして張り出し甲板に突き出る構造物を再現✔
・窓枠をエッチングパーツで再現✔
・2k信号灯基部の取り付け✔
・手すりはエッチングパーツ✔
・60㎝赤外線探照灯基部の取り付け✔
・アイランド基部の増補✔

・特殊形状な基部と特殊形状の対空13号レーダーの自作

・22号水上レーダーの取り付け

・メインマストのトラス構造の自作

・メインマストへ対空13号レーダー取り付け

射撃指揮装置台?兼兵員待機室?の作成:
・甲板からの張り出し部分を拡張した上に載せる✔
・スポンソンで支えるようになっているので自作✔
・舷側キャットウォークの自作✔
・ボートデッキの自作✔

・一部のスポンソン支柱基部、支柱の自作✔

羅針盤艦橋階、及び露天艦橋階のブルワークの作成:
・高さは均一化する為に、プラストライプを使用✔
・問題は遮風板 >必殺プラ板切り出し合わせ技工作✔

羅針盤艦橋構造物前面の水密扉、側面における水密扉:
・エッチングパーツ使用

 

船首形状の修正

・艦首機銃台座支柱の自作✔

・射撃式装置台自作と射撃式装置の取り付け

・菊花紋章取り付け版の自作

・フェアリーダ大の自作

 

艦尾スターンデッキの形状修正

・フラット維持の支柱調整✔

・艦尾上甲板と格納甲板延長部、飛行甲板の支柱自作

・フェアリーダ大の自作

 

 

 

旧帝國陸軍第5師団は旧廣嶋で徴兵された兵士を中心に構成された部隊が数多く含まれる。

特に、独立混成第38旅団は、昭和19年廣嶋市内(宇品)で編成され、南太平洋のブーゲンビル島や、ファウロ島などへ派遣され、この地域で終戦を迎えている。

独混38旅団の陸軍兵たちは、帝國海軍第82、87警備隊などの生き残りと共に、第1陣として、航空母艦「葛城」で帰還することになる。(※厚生労働省、アジ歴公開資料より)

待ちに待った本土への帰還。

南方から帰還する第5師団の兵士たちは、自分たちを迎えに来た航空母艦「葛城」を見て泣いた。

これで廣嶋に還ることができる。
皆泣いた。

エンジン音を轟かせ、近づいて来る巨大な葛城の艦影を見て、おーい、おーい!と心の中で手を振った者も多かったであろう。

葛城を見て、ようやく還る実感が湧いてきた者も多かったはずだ。

葛城に乗船する際、訳も説明されずにマスクが配布される(感染症予防と衛生管理の為)。
南方に送られてくる時にそんな配慮は無かった。

決死の覚悟、生きて日本へ戻ることの無い覚悟をして南方へ来た。
こうして日本へ、廣嶋へ還ることができることは表情には出さないものの、誰もが内心喜んだ。

葛城は、現地を1946年1月26日に出港して内地を目指した。

葛城は広島県大竹市沖(宮島西沖)に辿り着き、彼らは輸送艇に乗って、日本の土を踏んだ。
感慨深かった。

 

還って来ることができた。



あいつにも日本の土を踏ませてやりたかった。
そう想うと泣けてきたが、嬉しさも同時の表現し難い感情が奥底からこみあげてくる。

検疫を受けた。

集合場所では、荷物がびしょ濡れになる程の消毒剤(DDT:発癌性物質)を撒かれた。
俺たちは汚物なのか。

違和感があった。

でも自由になった。

これで家に還ることが出来る。

父と母、妻やまだ見ぬ子どもたちと一刻も早く会いたい。
急な還りだ。

きっと驚くに違いない。

どんな表情で出迎えてくれるだろう。

期待は膨らむ。


が・・・


廣嶋市内に近づくにつれ、現実が目の中に否応なく飛び込んでくる。

一面の真っ黒な焼け野原。

 

人もまばらだ。

廣嶋駅に降り立ち、宇品に徒歩で向かった。
跡形もない自宅。

そして残留放射能に怯えるまばらな人々。

自宅は愚か、探しても行方不明の両親・家族たち。

折角踏んだ本土の土は、放射能に汚染され、家族を奪い、住む家をも奪っていた。



私は明日から何をすればよいのだろうか。

 

 

 

 

 

 

傷つけば 傷つくほど 優しくなれた (激しい戦闘中で仲間を思い遣る気持ち) 

貧しさは 大きな 力になり (敗戦により突き落とされた貧しさは成長のバネになった) 

意気地のなさは 勇気に変わる (銃を構え、突撃する時の意気地の無さは、勇気に変えることが出来た) 

ひねた瞳は 真実を欲しがる (何でも疑ってみる眼は、真実を見極めたくなった) 

 

真実は とてつもなく 激しかった (戦争は、とてつもなく激しかった) 

愛せば 愛すほど 苦しくなる (愛する家族を想えば想うほど戦場では苦しくなった) 

はかなさが 美しいから (はかなく散っていく仲間は、時に儚く見えた) 

死にたくても また歩いた (自分も死に場所を探したくなったが、前を向いた) 

 

俺はいま 真夜中の湾岸を とばしている 

カーラジオ 消して 受話器を耳にかたむける 

進路は 東へとお前の 声を聞きながら走る 

とうとう昭和の歴史が 終わった 

 

悲しめば 悲しむほど 想いやれた (仲間の死では、悲しいほどに思い遣ることができた) 

悔しさは 大きな 力になり (敗戦の悔しさは、あまりにも巨大な力になり) 

力はいつしか 詩になる (その力は、奇跡の戦後の復興と共に詩になった) 

許せないのは 自分となる (許せないのは、生き残った自分) 

 

俺はいま 受話器を 静かに置いた 

あゝ吹きすさぶ 強く 冷たい風に抱かれたい 

夜明け前の 街が確かに 動き始めてる 

とうとう昭和の歴史が 終わった 

 

夜明け前の 街が確かに 動き始めてる 

とうとう昭和の歴史が 終わった

 

長渕 剛 - 「昭和」