半熟味玉とかけまして、初めての商談にのぞむ新入社員とときます。

そのこころは。

黄身(君)、そんなに固くならなくていいよ。


(木村食堂「上手いこと言いたがり事典」より抜粋)

★★★レシピ★★★

【材料】
◼︎チャーシュー
豚肩ロース…1000g(かたまり2つ)
水…500ml
醤油…200ml
鶏がらスープの素…大さじ2
日本酒…100ml
砂糖…50g
おろしニンニク、生姜…お好みで
ネギの青い部分…適量

◼︎味玉
生卵…適量
酢…少々

【チャーシューの作り方】
①豚肩ロースの表面をこんがり焼く。出てきた油は捨てる。

②鍋にすべての材料を鍋に入れて火にかけて、蓋を閉める。沸騰したら弱火にして40分煮込む。

③火を止めたら常温まで冷まして、そのまま冷蔵庫で一晩寝かせる。

【味玉の作り方】
①生卵を常温に戻して、下の部分に画鋲で穴を開ける。

②沸騰した湯に酢を入れて、生卵をおたまなどにのせてゆっくりと入れて、6分半中火にかける。※酢を入れると割れにくくなる。

③お湯から出したらすぐに氷水で冷やす。殻を剥いたら、常温まで戻ったチャーシューの煮汁と一緒に冷蔵庫で一晩寝かせる。

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◼︎ラーメンとチャーシューと味玉の話

ラーメンを日常的に食べなくなって、どれくらいになるでしょうか。

20代前半の頃は、週に3-4回は夜に食べていたろうか。飲み会の帰りも必ず食べていました。

30歳になる頃には「ラーメンは月に1度にしよう」と決めて、月に一度だけ極上の一杯を食べることにしました。

そして30代半ばになった今では、ラーメンを食べることはほぼなくなっています。。そもそも外食の機会が減っている事もありますが、以前に比べてラーメン欲が減っている気がするのです。

とはいっても、ラーメン自体への愛がないわけではなく、時々ふと、ものすごいラーメン欲に駆られることがあります。

そんな時は、お店に食べにいくのではなく、自宅でできる極上の一杯を作るようになりました。

もちろん、ラーメンスープを作るとなると手間もかかるので、そこは市販のものを使いますが、私がこだわりたいのは「チャーシュー」と「味玉」。

これがあるだけで、おうちラーメンがかなり豪華になるのです。

なので、「ラーメンを食べたい」と思ったらまず、チャーシューと味玉を作ることになります。

しかしここで問題になるのは、「チャーシューと味玉を作るのに一晩かかってしまう」ということ。

肝心のチャーシューと味玉が完成する頃には、すっかりラーメン欲がなくなっていて、「チャーシュー味玉丼でいいか…」となってしまうのです。

そんなわけで、なかなかラーメンには辿りつかないのですが、これは私のラーメンへの愛を試す、麺神様からの挑戦なのではないか……!

このチャーシューと味玉は、ラーメンになるべくして生まれたのではないか……!



その強い気持ちが、私にラーメンを作らせました。

しかし、1キロも作ったチャーシューは、残り2枚分程度になっていて、私はなんだかやるせない気持ちになりました。

「こうなったら、またチャーシューを作るしかない!そしてチャーシューたっぷりのラーメンを食べる!」

そう決意しましたが、おそらく、チャーシューが出来上がる頃にはその気持ちも薄れて、チャーシュー丼でいいかなと思っているに違いないでしょう。

(完)

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↑自宅ラーメンの時のお気に入りのラーメンです。本当にお店みたいな味になるので、おうちラーメン好きにはおすすめですよ!

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