牛丼における紅生姜の立ち位置といえば、シャーロックホームズにおけるワトソンくん、古畑任三郎における今泉くんのような存在である。

要するに「なくても大丈夫そうだけどなければいけないもの」ということだ。

先日私は、どうしても牛丼が食べたくなり、牛肉と玉ねぎを買った。


業務スーパーで500g500円のお手頃な牛肉が手に入った。

家に着いた私は、早速牛丼を作ろうと台所に立った。そこで気づいてしまった。

紅生姜が、ない。

これは緊急事態である。紅生姜のない牛丼──それは炭酸の入っていないビールのようなものだ。

もしあなたが炭酸のないビールを差し出されたらどう思うだろうか。湧き上がる感情は「怒り」ではないだろうか。

それと同じように、もしこのまま私が牛丼を作ったとしても、そこには紅生姜がなく、牛丼のような見た目をした紛い物が出来上がるだけだ。

それを食べて湧き上がる感情は、「怒り」である。

私はその日、牛丼を作ることを諦めた。明日の自分に「紅生姜を買ってくれ。必ず」という言葉を託して。

それから、二週間がたった。

まだ牛丼は食べていなかった。くる日もくる日も私は忘れ続けたのだ。紅生姜の存在を。

紅生姜のせいで牛丼が食べれないことで、ある感情が湧き上がった。

紅生姜に対する「怒り」である。

牛丼って、こんな思いをしてまでしなければいけないものだったっけ。私は大人しく、近所のコンビニに紅生姜を買いに行くことにした。

紅生姜を手に取り、これで全てが解決するとレジに行った。そこで気づいた。

財布を忘れたと。

そのとき私の心は「怒り」に支配された。

しかしもう、自分でも何に怒っているのか、よくわからなくなっていた。


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お手軽だけど本格的な牛丼

材料 (4〜5人分)

牛肉(ロース)
500g
玉ねぎ
2玉
■ だし汁
醤油
100ml
めんつゆ(3倍濃縮)
50ml
みりん
100ml
100ml
砂糖
大さじ3
おろし生姜
大さじ1

作り方

  1. 1
    写真
    だし汁とくし切りにした玉ねぎを強火にかけた鍋に入れて沸騰させる。
  2. 2
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    牛肉が重ならないように1枚ずつ加えていく。
  3. 3
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    アクをとったら蓋を閉じて弱火で20分煮込む。
  4. 4
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    脂身がある外国産のお手頃な牛肉を使う方が、お店の牛丼に近くなります。




食べるまでに2週間かかった牛丼です。

もう何なら途中で牛丼屋に行こうと思ったくらいです。しかし自分で作るといくらでも特盛にできるのがいいですよね。

牛丼は脂身が多少多い安い肉の方が美味しく仕上がりますね。私は業務スーパーの冷凍オージービーフをよくつかいます。

そして紅生姜、牛丼以外で使うのを忘れがちで、残りは冷蔵庫で眠っています。

あんなに欲しかったのに。今はちょっと厄介者です。

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本日のニダイメ日記

ニヤニヤする嫁




よきよき。

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