料理というのは不思議なもので、同じ材料の料理でも、ちょっと手を加えるだけで全く違うものになりますよね。
例えばごはんと缶詰めだけの食卓を思い浮かべてください。
なんだか質素な感じになってしまいますよね。いや、缶詰は好きなんですよ。安くて美味しいですし。
しかし「ごはんを缶詰と一緒に炊く」という行為をするだけで、その姿は全く別のものになります。工程は一緒なんですよ。缶詰をあける、米に載せる、炊く。ただこれだけです。
この「同じ材料なのに全く別の料理になる」事実というのは当然のことなのですが、普段なかなか意識できないものです。それに気付いた私は、人としてワンランク上の、そう、ひとつウエノ男になれたんじゃないかなと思いました。そう考えると幸せな気持ちになります。
たかだか100円そこそこの缶詰でここまで幸せになれるだなんて、なんて私は安上がりな人間なのでしょう!
料理をしていると、色んな食材や高い食材を使ったりしたくなるじゃないですか。でもたまには缶詰ひとつで幸せになるのもいいじゃないですか。幸せになりたいじゃないですか。たとえば君がいるだけで心が強くなれるじゃないですか。愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけたくないじゃないですか。
そんなこと考えながら私は今日も缶詰を開けました。缶詰の切り口で指を切ってしまいました。血が出ました。缶詰のことがちょっと嫌いになりました。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
✳︎缶詰を使おう!サバ缶とさんまの蒲焼炊き込みご飯
★★★レシピ★★★
- 1米を30分浸水させます。

- 2めんつゆとサバ缶とサンマ缶をほぐして汁ごと入れます。

- 3蓋をして沸騰したら弱火にして15分火にかけて、15分蒸らします。

- 4完成です。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
魚缶詰界の両雄であるサバ缶とサンマの蒲焼がタッグを組んだら、それはもう美味しいに決まってますよね。松前漬けまで乗せちゃって、それはそれは豪華な食事になりましたとさ。
めでたしめでたし。





