手羽先「なあ、私たち兄弟で誰が長兄なのかと考えたことがあるか?」
手羽元「なんだそんなことか。簡単だろ、おれが長兄に決まってるだろ」
手羽先「議論もせずにどうしてそうなるんだ」
手羽元「俺の名前を見てみろ。『元』が入っているだろ? 『手羽』の『元』だ。いわば手羽の根源、キングオブ•テバだ」
手羽先「その考え方はナンセンスだね。理論が暴力的でまったく議論にならない。なあ手羽中もそう思うだろ?」
手羽中「僕はまあ、そういうのはいいよ。明らかに長男っぽくないし、あまり目立ちたくないし」
手羽元「ハハハッ!まあお前はチキチキボーンにでもなってればいいんだよ!」
手羽先「おい、汚い言葉使いはよせ。我々の品位まで疑われる」
手羽元「カマトトぶってんじゃねーよ!」
手羽先「これだけは言うまいと思っていたが」
手羽元「なんだよ」
手羽先「『世界の山ちゃん』を知ってるか?」
手羽元「ああ、あの手羽先専門店だろ」
手羽先「そうだ、手羽先『専門店』だ」
手羽元「ハッ…」
手羽先「私の存在感は専門店ができるほどなのだ。そして自分で言うのもなんだが、知名度としても一番だ。国民に『手羽』に続く言葉は?と尋ねたら、99.9%が『先』と答えるだろう」
手羽元「くっ…」
手羽先「そして、先ほど君がバカにしたように言った『チキチキボーン』だが、国民からの信頼感は絶大だ。今日も日本中の弁当に入っているだろう」
手羽中「いやあ、なんか照れるね」
手羽先「それにひきかえ手羽元、君は何か誇れるものはあるのか?」
手羽元「……」
手羽先「なあ、こういうのはどうだ。今日から私たちは優劣のない五分の兄弟分になろう」
手羽元「手羽先…」
手羽先「私たちは一人きりではどうあがいても『ムネ』や『モモ』、いわゆる『マスターオブ•チキン』に勝つことはできない。だから優劣のない兄弟分として、お互いをさらに高め合っていかないか?」
手羽中「それいいね!僕ちょっと盃と酒を持ってくるよ」
手羽元「そうか…。俺は井の中の蛙だったってことか…」
手羽先「そう肩を落とすな。我々が力を合わせればきっとすごいことになるぞ」
手羽元「そうかもな」
手羽中「準備できたよ!さあ、お互いに注ぎ合おう」
手羽元「おお、悪いな」
手羽先「準備はいいか?」
手羽中「オッケー!」
手羽先「私たち3人の絆は“五分の兄弟”としてつなごう」
手羽元「どこでなにをやろうと、この絆は切れねえ……!」
手羽中「行こう、みんな!」
『マーマレードの海へ!』
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✳︎鶏手羽三兄弟のマーマレード煮
★★★レシピ★★★
- 1★をマーマレードが溶けるくらいまで火にかけます。

- 2手羽を全て入れます。

- 3煮立ったら蓋をして弱火で20分煮込みます。

- 4一晩おくと味がしみます。

- 5ゆで卵を一緒に漬けておけば味玉になります。

- 6完成です。

マーマレードジャムは紙パックの安いものを使い、それと同量の醤油とたっぷりのニンニクを使いました。
なかなか近い味になり、満足しました。いくらでも食べれてしまう恐怖の料理です。ご注意ください。
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✳︎青森はさむいっぺよ
今日は青森へ日帰り出張でした。
わが故郷、函館の文字に誘われてうっかり帰っちゃいそうになりました。
これはももひきが必要でしたね。




