学生時代に懐石居酒屋で働いていた時に、私は天ぷらなどの揚げ物と焼き物を担当していました。そこのポジションは「花の二番」とよばれ、火を巧みに操る男達が集まる、女子禁制の汗臭い戦場でした。
冒頭でだし巻きの才能がうんちゃらとか言っちゃってましたが、調理過程の写真を見てわかる通りぐっちゃぐちゃです。料理長すいません、私にだし巻きの才能なんてありませんでした!だし巻きの才能がかっこ悪いだなんて言ってすいません!その才能ください!
(ちなみに一番はカウンター、三番はうどんそば•釜飯、四番はドリンカーです)
特にその「花の二番」の中でも最も重要な仕事が「だし巻き玉子」を作ることで、基本的には料理長が担当していました。しかし料理長が休みの時は誰かが作らないといけないため、二番のメンバーも作り方を教わっていました。
当時18歳だった木村少年は、だし巻き玉子など作ったこともなく、先輩たちに「とりあえず1年ぐらい頑張れ」みたいな忠告を受けていました。
とりあえず作ってみました。
なんと一回で成功してしまいました。
周りもみんな驚いていましたが、何より自分が一番驚きました。とても美しく出来上がっただし巻き玉子を見て「このだし巻き玉子を…僕が…作ったのか…?」と、少年漫画のようなセリフが飛び出しそうでした。
それからというものの、私はだし巻き玉子を作る担当に任命され、毎日のようにだし巻き続けました。雨の日も風の日も、毎日毎日だし巻き続けました。
料理長は「人は何か1つだけ才能があるというが、木村の才能はだし巻き玉子を作ることだったんだな」と言ってくれました。
私は思いました。
なんかそれかっこ悪いなと。
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♦︎だし巻き玉子豆腐
【材料】
卵 3個
絹ごし豆腐 100g
出汁 50cc
※もしくは水50cc+ほんだし2g
しょうゆ 大1
砂糖 大2
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②出汁、しょうゆ、砂糖を混ぜて箸でかき混ぜます。(かき混ぜすぎないように、箸で切るように混ぜるといい感じです)
③強火で熱したフライパンに油を引きます。キッチンペーパーなどに染み込ませて、全体に引きます。
④火を中火にして、おたまでフライパン1面に溶いた卵をまわし入れます。一度に入れるのは1/3くらいです。気泡は箸でぺちぺち潰します。
⑤玉子焼きの要領で巻いて、その下に流し込むようにまた溶いた卵を入れます。合計で3回くらいやります。
⑥出来上がったものは、巻きすで型どります。
冒頭でだし巻きの才能がうんちゃらとか言っちゃってましたが、調理過程の写真を見てわかる通りぐっちゃぐちゃです。料理長すいません、私にだし巻きの才能なんてありませんでした!だし巻きの才能がかっこ悪いだなんて言ってすいません!その才能ください!
いや、言い訳しますとですね、このフライパンは今日買ったばかりでしてね、まだ私とコミュニケーションが取れていないといいますか、まだお互いの『声』を聞かせ合っていないといいますか、まあそんな感じです(見苦しい)
あ、大事なこと言い忘れてました。だし巻に豆腐入れるのオススメです!むしろそれが今日のポイントです!豆腐が入るとふわふわだよお☆~(ゝ。∂)
本日はこれにて失礼致します。
ありがとうございました!
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