【第十一回】路地裏探検隊(4)バスに揺られ着いたところは | 悪あがき女製作所

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ノープラン過ぎる今回の路地裏探検隊、
とうとう行き先のわからないバスに乗ってしまったのだけど
さて、行く先に待っているのは・・・

まずはコチラからお読みください。

(1)集合@蒲田『信濃路』(記事はコチラ⇒
(2)探検の地へ(記事はコチラ⇒
(3)弘明寺『廣州亭』(記事はコチラ⇒

「たくさん乗ったから大丈夫。」
そんな、今思えば全然大丈夫じゃない理由で乗ったバス。
アナウンスが告げる次のバス停を路線図でさがしながら行く先を確認。
すると先で分岐点があるようで、でもいずれにしても知らない場所だ。
全然どこかの駅とかではない。
バスはどんどん狭い道、住宅街、のどかな風景・・・と
おおよそ飲兵衛がふらふら歩いているようなことは絶対ない景色を走る。
乗客は多いのだけど、ほぼお年寄り。
酒の勢いもあって変な自信に満ち溢れた行動だったけれど
段々と(酒が醒めていくのと比例して)不安になってくる。
このまま最果ての地で降りることになり彷徨うのだろうか?
しかも約1名が完全体になりつつある。

・・・とゆっくりと流れる景色の中に赤いのれんを見つけた。
「どうする次で降りる?」



降りたのだった。
横浜市営バス、中之町バス停。
たいちょー(⇒ )はブログで「おそらく」と書いていたけれど
確実に中之町バス停である。
なぜならば降りた時にチェックしているからである。

さて、こののれんに惹かれて降りたわけだけれど
こちらのお店は生憎閉まっていたのだ。
中休みなのか、定休日なのかわからないけれど
とりあえず他をさがさないといけないことは決まったのだった。

でも以前西新井で見せた悲壮感たっぷりの表情ではなく
なぜかやけに楽しそうな探検隊なのだった。

路地を覗き込むもなにもない。
パシャパシャとシャッターを押す男性2人を置いて先回り
なにやら看板のようなものを見つけるも飲食店ではなく・・・
半ば諦めかけた時に、
「その先に何かあります!」とmag隊員(⇒
その前にちょこっとのぞいたものの、めぼしいものは無かった気がしたのだが
「いえ、もっと奥にあります!」




わたしが見ていたのは向かって右手のレンガ敷きのあたり
mag隊員が言うのは奥の指しているあたり。
小走りで向かうと・・・




素晴らしき哉、
丸山日用品市場
(画像は指していたところから入って、反対側に出たところ)

これだから路地裏探検隊はやめられない。


残念なことにもう営業していないお店も多いのだけれど
全盛期には賑わっていたんだろうなぁ。


鶏肉とたまごを専門に売る店があったりして、
とても魅力的な市場だ。
まだ残っているんだねぇ。
幼い頃、スーパーマーケットもあったけれど
まだまだこうした個人商店が集まったマーケットは残っていて
母トミコはこうしたマーケットで買い物をすることの方が多かった。
魚屋さんや肉屋さんは同級生のおうちでもあった。
お魚を選んでお刺身にしてもらったり
誕生日には尾頭付きの鯛を焼いてもらったりしていた。
もちろんクリスマスには肉屋の鶏ももを照り焼きにしたものだった。
初めてのおつかいもそんなマーケット内のお店にだった。




7歳下のオットにたずねたら、
オットもはじめてのおつかいは近所の小さな個人店の集まりのマーケットで
お肉屋さんのコロッケを買うことだったそう。
「あら、お手伝い?えらいねえ」
お店の人がほめてくれてとても嬉しかったそう。
こういうお店の人とのやりとりで子供は成長していった、
そう思う。
駄菓子屋さんのおばあちゃんにも色々教わった、
そう記憶している。

懐かしい風景にぼんやりと昔のことを思い出していたら
そばで写真を撮っていたmag隊員がぽつりと
「たいちょーが見当たりません。」と。

実はこの市場に入る前にすごい店を発見していたんだ。
でも「内部調査の前に近辺の調査を!」と
たいちょーを止めてこうしてうろうろしたのだった。
たいちょーはずっと「閉まっちゃう~、閉まっちゃう~、早く行こうよ~」
と駄々をこねていたけれど
「大丈夫ですって!」と我々は言うことをきかなかったのだ。

たいちょー、
ま・さ・か・・・・

つづく。

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