小市民のしあわせ | 悪あがき女製作所

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-日日是好日をモットーに生きる女の戯言-
ラヴ☆蒲田


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会社の帰りに買い物。
夕方に買い物に行くとあれこれ安くなっていて嬉しい。
他の人が群がっているのはたいていお惣菜やお弁当なのだけど、わたしの狙いは別。
精肉売り場や鮮魚売り場だ。

お目当ての生筋子はまだ定価販売だ。
ついついまた天然ぶりかまを見ると買ってしまいそうになるがグッと我慢。
(ぶりかまはなぜか買わずにはいられなくなる性分)

鮮魚コーナーでは何も買わずに精肉売り場へ移動。
そこでみつけたのは半額シールをマジックで消し、さらに値引きになっていた和牛すね肉。
500g以上入っていて¥500だったよ~ん♪


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そんなわけで、冷蔵庫に眠っていた飲みかけの実は高いらしい赤ワインを使いビーフシチュー。

コトコトと長時間ルクで煮込む、っていうのはもうずいぶん前に卒業し、最近は圧力鍋。
肉とにんじん&たまねぎ、じゃがいもは別に時間差で入れていく。
圧力鍋を使っても意外と時間がかかるものである。

付け合せはブロッコリーとスパイシーなシンプルパスタ。
これをお昼に食べたオットは「おー、すげえ!」と喜んでいたけれど
シチューらしく食べていたのは最初だけで、すぐにまるでカレーのようにごはんにかけていた(泣

まぁいいか、東銀座の老舗『銀の塔』でもごはんにシチューをかけていただくのが美味しいって
そうすすめられるものね。

「ねえ、シチューたくさん作ったの?」
「作ったけど、どうして?」
「お願いですから、ここにもうひとかけルーのおかわりを」


幼い頃、冬になるとストーブの上にのせていたやかんがたまにお鍋になっている日があった。
のぞくと牛のすねのかたまり肉と玉ねぎ、にんじん。
家の離れで工場を経営していた両親、お昼に母が下ごしらえをしたらしい。
遠くから「帰って来たのー?ストーブつけるんならお鍋見てて。おやつはおいもあるから」
母の声がする。
ストーブをつけながら、これはカレーになるのか、シチューになるのか、
そんなことをワクワク想像しながら、おやつのふかし芋をアルミホイルに包んでその横に置いた。
お芋の焼ける香ばしいにおいがしてきたら、あちっあちっ、とやけどしないようにお皿の上に。
お芋をかじりながら、こたつに入り本や漫画を読んでいた。


そろそろ冬だなぁ、
そう感じる頃になるとテレビではシチューの宣伝が始まる。
逆にあれを見て「ああ、もう冬なんだなぁ」と感じることもある。

シチューのCMはシチューの湯気だけじゃなくて、家族のあたたかさも感じさせる。
お鍋にシチューが出来ていると、なんとなくしあわせを感じる。

今年もまたシチューの美味しい季節がやってきた。