物事には1つの解釈で済まない場合が多い。
【裏】と【表】と言ってしまうと、【表】が真っ当で【裏】はそうでないように聞こえてしまう。
でも【2面】と言うとおそらくどちらも真っ当なのでは?と思う。
「あの男、誘っておいておごってくれなかったのよー。割り勘なんて信じられないっ」
それだけを聞くと、なんとなくその男がケチなやつなんだろうなぁ、と思ったりもするけれど
「今度飲みましょうって言うからちょうどあった飲み会に誘ったら、女子からお金取るのー?って
もう若くはないのにいつまでちやほやされると思ってんだよ、図々しい」
という男側の声もあったりして。
そうなるとこりゃ、男がケチくさいのか女が図々しいのか正解なんてもんはなくて
双方を知っているか否か、知っている場合その人との付き合い加減など
もしくは見た目や普段の言動など、あれこれの評価で意見も変わってくる気がする。
わたしが知っているご夫婦は家にいるときは四六時中クイックルで床を拭き、ジュータンをころころかけて
リビングで話をしている時はずっと台拭きでテーブルを拭いている奥さんと、
会社から帰宅するとヘンゼルとグレーテルのように、歩いた後にパンくずではなく洋服が次々に脱ぎ落とされ
そのままかたずけない旦那さんという、真逆な2人なのだが
奥さんが旦那さんにキレるの横で聞いていると
果たして旦那さんがだらしなさすぎなのか、それとも奥さんが神経質すぎるのかわからなくなる。
もしわたしが無類のキレイ好きなら奥さんの意見に迷わず賛同するけれど
部屋はきちんとかたずけるけれど、例えば忙しくなったりすると掃除機がけとか少しおろそかになって
「ほこりじゃ死なない」と言い出すわたしは「いやぁ、そこまでうるさく言わなくても」と思うこともある。
お蕎麦屋さんで、隣り合わせたご夫婦の旦那さんの方がさらにその隣にいる外国人観光客をにらみつけ
「香水どれだけつけてるんだよ!蕎麦の香りがしないじゃないか」
とタバコを吸いながらぶちぶち文句をたれていた。
わたしはというと、香水がきついのは苦手でタバコは吸わないので
外国人観光客の香水も迷惑だったけれど、食べている間は灰皿に火をつけたまま置きっ放しになっている
隣のご夫婦のタバコの煙も同じくらいに迷惑だった。
そしてわたしと向かい合わせで座っているオットはというと、
ここまで来るのに汗をかいてしまった自分が汗臭くないか、Tシャツのにおいを気にしていた。
香水のきつい外国人観光客はというと、雰囲気から察するに
タバコを吸いながら文句をたれている男が食べるおろし納豆そばの納豆のにおいが嫌なようだ。
有り得ないのは?とたずねたらきっと意見が分かれるだろう。
昔の取引先は女性ばかりの職場で、就業規則とは別できまりごとがあった。
そこに出入りする我々も「これはやめてくださいね」と紙に書いたそのきまりごとを守るようにと言われた。
・げっぷ禁止
・指など関節をポキポキ鳴らすの禁止
・貧乏ゆすり禁止
・社内でカレー及びカレー味のものを食べるの禁止
・蛇がデザインされたものを身に着けるの禁止
・・・。
どうやらその会社に長年いるお局様たちの嫌いなことらしい。
果たしてどれだけ我慢ならないことなのかはわからないが
そりゃげっぷや貧乏ゆすりはしない方がいいに決まっているけれど
わざわざ【禁止】と紙に書くほどのことだろうか?
面白いことにその会社はデスクで喫煙可能で、お昼ご飯でキムチを食べていた。
「面白い会社ですねー」と一緒に行った営業男性がなにげに放った言葉に
彼女たちは一斉に「どこがですか?」とちょっと怒り顔で返した。
どっちがどうと言うのは数学のこたえと違うからなかなか正解も正論もみつからないものなのかもしれないな。
でも、今ニュースで取り上げられている検事がやったことのように
事実を改ざんすることは、それは言語道断であって
事実というものは日々の小さな出来事でも不変であり
その事実をどう思うか、それがひとそれぞれ違うということなのだよな。
そしてひとの物差しと言うものが違うから、法律や規則を作るもんなのだよな。
---------------------------------
ぽちっと応援よろしくお願いします。
▼ためらわずにポチッとワンクリックです。(PCからのみです)

