昨日の続きです。



『一番怖いのは、日本』

トークイベントに現れた高遠さんの髪型はベリーショートでした。

服装は、上に黒い長袖のシャツを着て、下は黒のロングスカート。


髪が短髪な訳は、実は、数ヶ月前にインドにひとつ月行っていたからだそうです。

インドの寺院で瞑想をしていたので、髪の毛を坊主にしてやっと伸びかけて来た所です。


あの2004年の拘束事件から、4年が経ち、今でも受けた傷は癒えてはいないそうです。

日本での数々のバッシング、ある事無い事書かれ、人間不信になり、気分は落ち込み、

気持ちを切り替える為に、インドへ瞑想をしに行ったそうです。


瞑想する中で、分ったのは、自分は二つの恐怖を抱えている事。

1つは、拘束事件、もう1つは日本。

瞑想するうちに、拘束事件の事は受け止められるようになったそうですが、

いまでも、日本で受けた傷は癒えきっていないそうです。


色彩心理学で言うと、黒は人との関係をシャットアウトしたい時に用いる色と言われています。

後になって気がついたのですが、全身黒の服装は、彼女の対人恐怖を表していたのでは、と思いました。

ひょっとしたら、あのトークイベントで、人の前に立って話す事自体、彼女にとっては、とっても勇気のいる事

だったのではと思いました。


日本が病んでいる

この国って病んでいるんだな。トークイベントの後、全体的に話の内容を考えていて、思いました。

マスメディアが高遠さんにとった行為や、イラクの現状を伝えない事は、理解に苦しみます。

でも、それと同時に、マスメディアは、私たちの鏡でもあると考えると、その責任はマスコミだけではない。

私たち自身にも、問題があるのではと思ってしまいます。マスメディアの不可解な行為は、

私達、日本社会が病んでいる事を現しているようにも思えました。


マザー・テレサのお墓の前で誓った、高遠さんの言葉です。

『私は平和の道具になります』


実は、高遠さんの事は、拘束事件の時、テレビで見たくらいで、あまりその後の事は、知りませんでした。

でも、今回イベントに行って、直接お話しを聞いて、一途な思いで平和を願う彼女に対して、

この国がした事の残酷さを、すごく感じました。


マスコミのあり方を問うのも大事だけど、その前に、私たちのあり方も、考えるべきなのだと今回思いました。