遅くなりましたが、先々週の3/13に行ってきました、鎌仲ひとみさんのトークイベントを聞いて
私が感じた事を、鎌仲さん、高遠さんがお話ししてくださった内容を交えて、書きます。
そして、文が長いので、今日・明日と、2回に分けてブログに載せます。
トークイベントを聞いて、その後で話しの内容を振り返ってみて、私が感じたのは、日本社会が
病んでいるという事でした。マスメディアの話しを聞きに行って、何故、
日本が病んでいるって出てくるの?って、思うかもしれませんが、何故なら、マスメディアは、
私たち情報の受け手の鏡のような存在でもあるからです。
まず、私がマスメディアを通して、日本が病んでいると感じた理由を、二つの例をあげて説明します。
①マスメディアの人道性に欠く行為
②マスメディアの他者の気持ちを軽んじる行為
①人道性に欠く行為
現在イラクでは、海外報道者に協力をしたイラク人達が迫害され、命の危険に晒されているそうです。
海外報道機関が、イラクで取材、撮影を行った際、協力・通訳をした現地のイラク人達が
殺されているのです。アメリカでは、こういった内容もメディアで取り上げられ、そしてアメリカ政府も、
取材に協力した為に、命を狙われている人達を支援しています。
しかし、日本の場合はと言うと、日本のメディアに協力した為に、命を狙われてしまっている人達を
助けようとしないだけでなく、彼らが狙われていると言う事を報道すらしない状況です。
お世話になるだけなっておいて、あとは、見て見ぬフリです。
②他者の気持ちを軽んじる行為
『今まで、一番メディアにバッシングされた人』と、鎌仲さんは、高遠さんの事を言っていました。
高遠さんが、武装勢力に拘束された後、解放され日本に戻ってきた時、日本のマスメディアは、
てぐすね引いて、3人の帰国を待っていたそうです。記者会見で、3人をつるし上げようとしていたのです。
マスコミがどういった対応をするのか想像していた3人の家族は、
個人で記者会見会場を200万円で借り切り、記者会見になど出られる状況ではなかった3人の為に、
かわりに家族が会見に臨んだそうです。
そして、そんな家族に対してマスコミが取った態度は、信じられないものでした。
無事で3人が帰って来れた事への暖かい言葉でなく、3人を出さないで許されると思うのか?
3人を早く出せ、との罵倒の言葉だったそうです。
確かにあの時、日本国中を騒がせたのは事実です。でも、自分の子供の生死がかかっていた状況で、
その安否をかたずを飲む思いで家族の方達は過ごしていたのです。
そんな家族の方に対して、メディアからは、何のやさしい言葉も無く、出てきたのは人として、
人間性を疑う言葉でした。
その時のその記者の言葉を聞いて、その状況でそんな事を言うテレビ業界に対して、
鎌仲さんは信じられなかったと同時に、自分はテレビ業界から離れて正解だったと思ったそうです。
この二つの事を聞いて、日本のメディアって、おかしいと思いました。
お世話になるだけなっておいて、自分が帰国してしまえば、その人の命が狙われ様が、
あとは知らん振り。本来、日本人って、義理に厚い人種だったと、思っていました。
礼には礼って、言葉もあるくらいですから。
また、他者をいたわる心は、日本人の美徳のようなものだと、私は思っていました。
マスコミは、私達を映し出す鏡
高遠さんがおっしゃっていた印象的だった言葉で、『報道内容の責任は50/50』というのがありました。
どういう意味かと言うと、メディアが伝える内容の責任には、受け取り手である私達にも
責任があるという事です。
メディアというのは、それ単独では成り得ません。
必ず、メディアの情報を受取る人達がいてこそ、マスメディアという物が成り立ちます。
私達情報の受け手と、マスメディアというはのは、正に需要と供給の関係です。
要するに、メディアが流す情報は、受け手である私達が望んでいる情報を流しているという事です。
もし、メディアが低俗や、虚言の情報を流すのであれば、それは誰かしら、又は大半の人達が望んでいる
情報だという事です。テレビにしてみれば、観ている人が喜ぶような内容を流せば、視聴率が上がるから、
そういう内容を流している訳です。
もっと情報の受け手も、高い意識を持って欲しいと高遠さんは、おっしゃってました。
イラクの事を聞かれるとき、一番に聞かれるのは、拘束された時の事だそうです。
しかし、高遠さんとしては、拘束の事ではなく、今のイラクの状況だったり、彼女がしている活動の方へ
目を向けて欲しいのです。
メディアの方も、どこまで情報を流してよいのか、様子を伺っている所もあるのではないかと、
高遠さんは、感じているようです。もし、私たちが表面的な話しだけでなく、もっと深い問題へと、
目を向けるようになって、それを示していけば、メディアも追従していくようになると。
続きは、また明日・・・