引き続き、『デヴィッドさんとお話しをする会2』のレポートです。
今日は、イベントに参加なさって下さった、とある市議会議員のOさんが話してくださったお話しを
お届けします。
Oさんは、20年程、自然養鶏と有機栽培のお茶の農家をなさっていて、
実は、帰られた後に発覚したのですが、静岡県牧之原市の市議会議員もなさっている方です。
今回のイベントでは、もちろん六ヶ所核燃料再処理工場のお話しがメインではありましたが、
開催された場所が、今プルサーマル問題で話題の浜岡原発のある御前崎市に近いという事もあって、
浜岡原発のお話しも途中で出てきて、Oさんにその事についてお話しをしていただいたのです。
私はあまり浜岡原発について詳しく知らなかったのですが、Oさんのお話しを
要約させていただいた所によると、今浜岡原発では、2つの大きな問題を抱えているそうです。
①東海地震による、原発の倒壊の危険性
やはり昨年の中越沖地震による、新潟県の柏崎刈谷原発の300箇所の不具合が起きた事から、
東海地震がいつ起こるか分らないと言われている浜岡原発を稼動させる事に、
大変な不安を感じているそうです。
もし、東海地震が起これば、被害は柏崎刈谷原発以上になり、
その被害は1986年の旧ソ連のチェルノブイリ級になると言われているそうです。
地震が起きる前に、浜岡原発を止める事が懸命だと、Oさんはおっしゃってました。
②プルサーマル計画受け入れの表明
実はこのイベントが行われた前日の2/22に、静岡県知事がプルサーマル計画を
受け入れしたばかりでしたので、静岡では、注目されている話題だったのです。
プルサーマルの問題として、Oさんがおっしゃっていた所によると、
『核燃料をリサイクルする事などあり得ない。原発から出た使用済み燃料は、結局完結する事はなく、
再処理工場が稼動する事によって、多くの放射能の被害が増大する。』
どういう意味かというと、再処理の過程で使用済み燃料から取れるプルトニウムの量は、
もとの使用済み燃料のほんの1%の量しかないという事です。
少しのプルトニウムを取り出すために、大量の放射性物質が再処理工場から排出される事となります。
ハイリスク・レスリターン(High risk and less return)と言った所でしょうか。
ほんの少しの物を得る為に、それ以上のリスクを負わなくてはいけないというのは、おかしな事ですよね?
それは、とてもリサイクルをしているとは、言えた代物ではないと言う事です。
『浜岡のプルサーマルに反対する事によって、六ヶ所の再処理工場をストップする事ができる!』
と、Oさんは、おっしゃってました。
六ヶ所の再処理工場で取り出されたプルトニウムは、浜岡原発でプルサーマルの燃料の一部として
使われる事となります。使う先がなければ、再処理工場を稼動する必要がなくなるのです。
そして、それを盾に、私たちも国に訴える事ができるという意味だと思いました。
何故、静岡でプルサーマル?
実は驚くべき事に、静岡では議会に賛否問う事なく、静岡県知事が、そのまま国の要請を受けて、
プルサーマル計画を、受け入れてしまったそうです。
何故、静岡がプルサーマルをいとも簡単に受けれいれてしまったのか?
Oさんは、その理由をこう分析しています。
①静岡県民の体質。(お上に逆らえない。長いものにまかれろ。)
②逆に原発が近くにありすぎる事によって、恐ろしく、問題をあまり直視したくない。
静岡県は、プルサーマルを受け入れる表明をしてしまいました。
しかし、Oさんは言います。
『浜岡の原発を止めて行くという活動を展開して行くと同時に、これからも呼びかけをして行く。
静岡県は容認してしまったが、実際に実行して行くのは、まだ先になる。
是非若い人達にも関心を持って一緒にやれたらなと思っています。』
