昨日の六ヶ所村再処理工場記事の、補足をさせていただきます。
昨日の記事を読んでいただいた方の中には、
『一体、放射性物質を海に放出するって、でも、どれ位の量なんだろう?』って、
疑問に思われた方もいらっしゃると思います。少ない量だから、大丈夫じゃないかと。
私の手元にある、
『三陸の海を放射能から守る岩手の会(http://homepage3.nifty.com/gatayann/env.htm )』
が作成した資料によりますと、六ヶ所村再処理工場からは、
半減期の長い放射性核種が多種類、海に放出される予定となっていると、
書かれています。
また、日本原燃の事業申請書から海へ放出される各核種の放射能を合計すると、
年間約47,700人分の経口摂取急性致死量となったそうです。
この論点に対しては、もちろん反論もあるそうです。
実際には、放出後、十分に希釈される、また大半は人体への影響を及ぼしにくいトリチウムの形
での放出なので、この様な話しは、リスクの過大評価であると、反論されているそうです。
しかし、昨日少しふれましたが、イギリスのセラフィールドの再処理工場周辺では、
実際に、放射性物質の影響によると考えられる、子供の白血病が多発していたのです。
人体に影響は出るとの、証拠はここにあります。
セラフィールドについては、そのうち詳しく、書きたいと思いますが、簡単にその当時何が起きていたのか、
お話しします。
1983年、イギリスでは、再処理工場のあるセラフィールドの地元のテレビ局が、
『この地域では、全国平均の10倍の小児白血病が多発している』と報道した事をきっかけに、
イギリス政府が調査委員会を発足させ、調査にあたりました。
で、結果はというと、調査委員会は、小児白血病が多発している事は認めましたが、
工場からの放射性物質量からでは、そんな大量に小児白血病が発生するはずはないと、
結論付けました。
しかし、おかしな事に、その後の80年代、90年代、と世論に押されて、工場は放射性物質放出量低減を
余儀なくされ、放出量を低減すると、その後は、小児白血病の発生が見られなくなったそうです!
これは、もう、火を見るより明らかですよね??工場が放出する放射性物質と小児白血病との関係を。
これも恐ろしい話ですが、報告書では、考えられないと言われていた量でも、
病気を引き起こしていたのです。それは、完璧、当時の科学者達の計算が甘かったか、
読み間違えていたとしか言いようがないか、どんなに、つくしても、放射性物質の威力が
計り知れなかったのかもしれません。
または、工場が発表していた数値が、少なめに、改ざんされていた可能性もありますが・・・
イギリス・セラフィールドで起きた事は、六ヶ所村の再処理工場が本格稼動した後、
日本でも起きないとは言い切れない事実です。
それらの事を含めて、再処理工場が放出すると言われる、
年間約47,700人分の経口摂取急性致死量の放射性物質の事を、
皆さんはどう思いますか?
再処理工場が本格稼動すれば、それが、私たちの海へ、大気へと流される事になるのです。