2週間ほど前のこと。
予約していた美容院から
予約日の2日前に電話がありました。
スタッフにコロナの感染者が出たので
私の予約はキャンセルということと
他のスタッフは陰性だったので
来週は再開しますとのことでした。
再開日になったので予約しようと電話をかけたら
お休み中に他のスタッフの感染が
確認されたのてもう1週間休むとのこと。
ちょっと怖くなってしまって
再開したようだけど未だに行けていません。
カットはデジタルパーマをかけているので
しばらくしなくても大丈夫。
でもカラーという名の白髪染めは
これだけ行かないと分け目が大変なことに。
実は私はレディースアデランスの
小さなヘアウィッグを持っています。
コロナ前に友人と行ったデパートで
試しに試着したらいい感じだったので
カラーの回数を減らせるかなと思い
ちょっと高かったけど購入しました。
その後、時々は使っていたけれど
今回は大活躍です。
下は地毛のパーマのウェーブが出るから
いい感じに分け目の白髪が隠せます。
こんな便利なものだけど
夫がいたら
外した時の分け目の白髪の多さに
びっくりされちゃうから
染めに行っていると思います。
夫婦だからそんなこと隠さなくてもいいし
白髪が多いのは若い時からだから
きっと気にしない....
いや、気にするかも。
ひとりだから
誰も見ないから。
気をつけないと疲れたおばちゃんに
なってしまいそう。
来週に予約することにしました。
夫は最初の抗がん剤治療で毛が抜ける前に
医療用ウィッグを作りました。
男性だからなくてもいいのだけど
ちょうど就活を頑張っている娘に
終わるまで言いたくないと。
専門の美容室で作ってもらったけど
はっきりいって全然似合っていなくて。
結局使ったのは娘が帰省した時の
一回だけでした。
第一希望の商社から内定をもらい
新幹線の駅までカツラの夫と迎えに行きました。
帰宅してから病気のことを話しました。
「そうなんだ、どおりでいつもと
髪が違うと思ったよ」
そう無理して笑っていた娘でした。
似合っていなかったウィッグは
一周忌を過ぎた頃に処分しました。
髪が抜けるほどの抗がん剤は
最初だけで
その後髪の毛は生えてきましたが
私が好きだった
サラサラの直毛ではなくなっていました。
髪の毛くらい、とは思ったけど
ちょっと残念に思った記憶があります。
今家の中にある沢山の夫の写真は
病気の前の元気な頃と
抗がん剤を終えて初めて家族で行った温泉
での写真。
毛はない頃で
意外と似合っていた病院の売店で買った布の帽子
をかぶった夫。
浴衣を着ていつものように笑っている夫に
私が目一杯くっついている写真。
病気になってからの唯一のお気に入りの写真です。
亡くなったあとに見た手帳に
「◯◯温泉、とても楽しい」
と書いてあって泣きました。