こんにちは、本田健です。
生まれて初めてピアノに触れたのに、なぜか指が自然と動いたということはありませんか。
一回も絵を習ったことがないのに、さらっと絵を描いて、先生にびっくりされた。
料理を習ったことがないのに、ぱっと作れた。
誰にも教わったことがないのに、ある分野の知識がするすると頭に入ってくる人がいます。
初めて訪れた場所なのに、懐かしい感じがするのと似ています。
そんな体験をしたことは、あなたにもありませんか。
これを「偶然」で片づけてしまうことも、もちろんできます。
でも僕は、そこに別の答えがあると思っています。
あなたが「なぜか得意なこと」は、今生で初めて手にしたものではないのかもしれないのです。
魂は、学びを持ち越す
スピリチュアルな世界では、魂は何度も生まれ変わりを繰り返しながら、学びを積み重ねていくと言われています。
肉体は一生ごとにリセットされますが、魂が積み上げてきた経験や知恵は、消えることなく次の人生へと引き継がれていく。
その引き継がれたものが、今のあなたの「才能」として現れているという考え方があります。
前世で音楽に深く関わった魂は、今世でも音に対して特別な感受性を持って生まれてくる。
前世で人を癒すことに人生を捧げた魂は、今世でも自然と人の痛みに寄り添える人になる。
才能とは、努力で一から作り上げるものではなく、魂がすでに持っているものを「思い出す」プロセスなのかもしれません。
「やたら得意なこと」には理由がある
周りの人が苦労していることを、あなたは苦もなくこなせることって、ありませんか。
また、あなたが当たり前にできる様子を見て、「どうしてそんなにうまくできるの?」と驚かれたりします。
それは、才能です。
自分にとって当たり前すぎて、才能だと気づいていない人がとても多いです。
「これくらい誰でもできるでしょう」と思っているそのことが、実は前世から磨き続けてきた、魂レベルの得意分野だったりします。
やたら得意なこと、やたら好きなこと、時間を忘れて没頭できること。
そういうものを、もう一度丁寧に拾い集めてみてください。
そこに、あなたのギフトが眠っています。
ギフトは、使うために与えられている
前世から持ち越してきた才能には、ひとつの共通点があります。
それは、使えば使うほど輝きを増すということです。
才能は、しまっておくためのものではありません。
誰かのために使ったとき、世界に差し出したとき、はじめてその本来の力を発揮します。
歌が得意な人は、その声で誰かの心を動かすために才能を与えられています。
言葉を紡ぐのが得意な人は、その文章で誰かの孤独を和らげるために、そのギフトをもらっているのです。
人の気持ちを読むのが得意な人は、その感性で誰かの見えない痛みに気づいてあげるために、神様から才能を与えられています。
あなたのギフトは、あなただけのためにあるのではありません。
それは、あなたを通じて世界に届けるよう託された、魂からのメッセージです。
才能を「信じられない」のも、理由がある
ここで正直に言わなければならないことがあります。
前世から持ち越してきた才能が、今世でうまく開花しないケースもあります。
それは多くの場合、「自分にはそんな価値がない」という思い込みが邪魔をしているからです。
親に否定された経験、才能を笑われた記憶、失敗して傷ついた過去
──そういった出来事が、魂の深いところにあるギフトを、ふたで閉じてしまうことがあります。
才能を信じられないのは、才能がないからではありません。
信じることを、どこかで怖くなってしまっているからです。
その蓋を、少しずつ開けていくこと。
それが、今世においてあなたに与えられた、最初の課題かもしれません。
最後に
あなたが「なんとなく得意なこと」は、偶然ではありません。
何度も何度も生まれ変わりながら、魂が丹念に磨き続けてきた、かけがえのいギフトかもしれません。
過去生を信じる必要はありませんが、ひょっとしたら、過去の人生でやっていたことなのかもと考えると、少し楽しくなりませんか?
多くの人に役立つと信じて、自分の才能を世界に差し出してください。
あなたの才能が誰かの人生に触れたとき、魂はきっとこうつぶやきます。
「そう、これがやりたかったんだ」
それが深いレベルで分かった時、あなたの人生は動き出します。