ドイツ滞在歴21年、通算で24年ですが、
今の今まで知らなかった事がありました。
それを今夜、TV番組の特集で知りました。
いや、なんとなく聞いたような気もする、
でも余りにも自分の常識とかけ離れているので頭が理解しようとしていなかっただけなのかもしれません。
それはドイツの公務員の待遇についての報道特集でした。
ドイツの公務員にはすごい特権があるんです。
なんと…
いいですか、よく聞いてください。
社会保険料を払わなくていいんですって!!!:(;゙゚'ω゚'):
年金保険料100%免除。
失業保険は、基本公務員になる(verbeamtet)と終身雇用なので払う必要無し。
健康保険はBeihilfeというのが雇用側、つまり国からの健康保険として支払われ、自己負担はプライベート保険で賄う。
因みに、健康保険はプライベートの方がずっと充実していて、医療機関もプライベート保険の患者しか受け入れない所もあるくらい。
子供手当は、国からの子供手当以外に更に支給される。
要するに、収入のグロスが多くなくてもそこから引かれる金額が普通のサラリーマンよりずっと少ないのでネットが多いんです。
番組の試算では生涯賃金が20万ユーロ得になるとか。
これで驚いていてはいけません。
退職して年金をもらうようになったら、(勤続年数にもよるが、もし40年勤めあげれば)最終給料の71.58%が保障されている。
ドイツの一般的な年金受給額は最終給料の45%くらいと言われているのでこれは圧倒的に優遇されています。
驚くのはまだ早い!
年金受給者になったら、健康保険はどうなるのか?
例えば民間で勤続40年以上の年金受給者の、強制加入の健康保険の場合、保険料というのが決まっていて低く抑えられています。でも夫のようにドイツでの勤続年数が少ないと任意加入となってしまい、収入の約20%が健康介護保険料(雇用側の負担がもうないので)としてバッチリ支払われることになります!
これがほんとに苦しい…(ToT)
では公務員は、というと
現役時代は国からのBeihilfe、健康保険の補助は50%だったけれど、退職したら補助が70%に引き上げられ、残りの30%を自己負担のプライベート保険で賄えば良い、という事なんですって。
このBeihilfeも年金(Pension)も財源は全て税金ですよ?
公務員の数はどんどん増えて、550万人、全就業者の12%ですって。この人たちの健康保険と年金が全て税金で賄われているんです。
これじゃあ、財政圧迫するのも無理はないです。
そしてこの問題の指摘は今に始まったことではなく、もう何十年も言われてる事なんですって。
じゃあこの公務員の社会保険制度を改革するかというと、問題が浮上しては立ち消え、改革に至らず。
誰が反対しているかは明らかですよね?
この不公平はなんですか?
法治国家と言えるのか?
問題放置国家だ!!!o(`ω´ )o
今ドイツでは大胆な年金改革を計画中、しかしそこに公務員の問題は盛り込まれず。
いやぁ、だって普通のサラリーマンは年金保険料をずっと払ってそれを後で年金として支給してもらってるわけだし、40年何も払わずに来て最終給料の70%もらえるってそれってどう考えたっておかしいでしょう:(;゙゚'ω゚'):
オーストリアでも公務員は今のドイツと同じような制度だったのですが、20年前?に大改革して公務員も段階的に社会保険料を払うようになったそうです。
ちゃんと前例があるんだからドイツも本気出せば出来るはず。でも既得権を持つ人がそれを放棄する訳もなく。
こんな不公平な国、先進国の中でドイツだけでしょう。聞いたことない。
番組を見て、耳と目を疑い、一番怪しい自分のドイツ語力を疑いました。(爆)
でもホントらしいです。
しかし、こんな制度なのに残りの88%の人はよく黙っているなってそれも驚きです。
ドイツ人はお上(かみ)に弱い気質なんでしょうか?
どこかの国と似てますね?^_^;
年金改革だって、年金は個人で運用して自己努力で増やしてくださいという方向に向かっているんです。そこにはリスクが伴いますよね。
なのに公務員だけ100%絶対損する事なく、もらいはぐれる事なく、最終給与の70%もらえるってあり得ませんよ。( ̄O ̄;)
なんか…ドイツが嫌になりました。
公務員に財政破綻させられる前に本帰国しようかなって考えちゃいました。
そんな事イライラしてもしょうがないにゃ。
寝るに限るにゃ。
