(黄くん)
中学三年生。
これが恋だと
もう知っていた。
だってその指が触れるたび
心がときめいて仕方がない。
先生「さて。今日のホームルームでは
取り組むべきことがたくさんあります。
まずは修学旅行の班ぎめ。
それから進路を決めるにあたり
自分のことを振り返るシートの記入。
さらに・・・」
ちらり、と青くんを見る。
当の本人は
鼻をほじりながら
先生の話なんてほとんど聞いていない。
だけど油断ならない。
隣の女子も
後ろの女子も
青くんの世話を焼きたがる。
女子「青くん。ほら。ティッシュ」
青くん「あ、どうも」
受けとってんじゃ、ねーよ。
女子「青くんは修学旅行さ・・・」
黄くん「はいはい。どうもどうも」
青くんの前に差し出された
可愛いクマちゃん付きティッシュケースを
女子に丁寧に返しつつ
青くんの指は俺が拭く。
そして本人を連れて黒板まで行く。
ふたり分の名前を書いてしまう。
班の他の奴らなんて誰でもいい。(^^)
先生「班は六名までですよ」
俺らの名前を書いたところに
女子がどうやら殺到している。
先生「四人と二人に分かれてください」
あ。女子六人?
なら何も問題ないじゃん。
そんなに睨み合わなくても、さ。
青くん「女子六人いるなら
俺らが抜けます」
黒板消しでさっさとふたりの名前を消す。
黄くん「ここ、ふた枠あるね」
地味なメガネ👓男子四人のところに
さっと名前を書いてやった。✌️
先生「上手に決めますねー。
さすが三年生です」
ふっふっふ。
まーね。
何をするのもこの調子で
誰にも指一本
青くんには触れさせなかった。
あの緑との寸止めキス事件以降
この俺がずっと守ってきた
大事な大事な聖域。
俺もまだ・・・触れたこと、ないけど。
青くんの・・・唇💋には・・・