働いていない自分に劣等感を感じ始めたのは
いつだったろうか。

子どもが幼稚園に通っていた頃は
仕事をしていないのが普通だった。

幼稚園ママは基本的に主婦だ。
働いていても、
短時間のバイトや在宅ワークなど
早い時間に子どもを迎えに行ける仕事だ。

私の周りのママさんも
みんな主婦だった。
だから平日にランチに行ったり、
子連れで遊びに行ったりしていた。

子どもが小学校に入ってしばらくは
行き渋る子どもの世話に追われて
仕事のことを考える余裕はなかった。

朝は付き添い登校だったし、
放課後は、帰ってきた子どもの相手をしていた。
学校に行くだけで精いっぱいの子どもは
友達と遊ぶ約束をしてくることもなかったので、
宿題を見たり、一緒に遊んだりして
ずっと二人で過ごしていた。

子どもが4年生になった頃
周りのお母さんたちが
ほとんど働いていることに気が付いた。

主婦をしているのは
乳幼児を育てている人たちだけだった。
赤ちゃんがいても
保育園に預けて働いている人がほとんどだった。

それでも
付き合いの長いママ友たちは
ずっと主婦だったので
あまり気にしていなかった。
(ずっと主婦だからこそ長い付き合いになれたのだと
ずいぶん経ってから気が付いた。)

そして今、
子どもは立派に成長して
心身ともに私の手から離れ始めている。


人と会うと
仕事をしていることを前提に話をされる。

私はPTAの役員をしている。
今は忙しい時期で、頻繁に学校に行っている。
先日、ある先生に、
お仕事はされていないんですか?と聞かれた。
はいと答えると、
ダンナさんの稼ぎがいいんですねぇ、と
ニコニコ言われた。

そうか、そういうことになるのか。

もちろん生活できているわけだから
夫の稼ぎは悪くないのだろう。

だけど、
子どもが一人っ子であることと
将来のための貯蓄をろくにしていないことも
大きな要因だと思う。

普通の人は
我が家くらいの経済状況なら
将来を考えて働くのかなと思う。

この問題からずっと逃げ続けている気がして
今も考えると胃が痛い。

働かなきゃいけないのに
お前は何をしているんだと
自分を責める声がする。

大丈夫だよ、今困ってないんだから、と
言い返す自分もいる。

いや、お金に関しては
今困ってないとかいう話ではないのでは?
これから子どもの教育費もかかるし
老後の資金もいるし
長期的に見て収入を増やすべきなのでは?

夫はどう思っているのだろう。
何も言われたことはない。
怖くて聞けない。

ぐるぐるして、結局、動けない。



気が付けば
専業主婦を13年も続けてしまった。

あまりにもブランクが空きすぎて
就労恐怖症である。
単発バイトのような小さな一歩すら
踏み出せない。

そして
そういう思いとは全く別の次元において
自分のビジネスを作りたいという思いがある。

ビジネスはすぐに結果が出るものではない。
今の段階では
趣味の時間にカウントしてもいい時間だ。

なんでもいいから
手っ取り早くお金を稼いでみるか。
ビジネス作りに集中するか。

あれこれ考えつつ
結局働いてはいないので、
もうこれは一旦忘れて
がっつりビジネスに取り組もうかな。

自分が欲しいものがわからなくなっている。

観察が必要だ。
 
 

 

 

    

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