大きな変化は案外、
小さくやってくるのだなと思っています。

8月、私の世界が変わりました。

動き出したといってもいいかもしれません。

私を覆っていた分厚い氷の壁が
一気に解けて
流れ始めました。

まだ解けきってはいないけれど
足元はびしゃびしゃだし
周りから冷気がただよっていて寒いけれど

顔を上げれば
陽の光がいつも差していて
そのあたたかさに気付くこともできます。

外側の景色も
少しずつ変わっていくのだと確信しています。


曇りや雨の日もあります。
けれど必ずまた晴れる。

そのことを信頼して待つことができます。

晴れの日の青空は
今まで見ていた空の色とはどこか違います。

やわらかくて優しくて強い青空。






私は
いろんなものがほしかったです。
いろんなところに行きたかったです。

でも今は思います。

ほしがる前に
まずそれを味わえる自分になるのが先でした。


私はいつも氷の壁の中にいました。
その状態で、どこに行こうが何をしようが
楽しめるはずがありませんでした。

ほしいものを手に入れても
実感がありませんでした。

行きたかった場所に着いても
自分との間に距離を感じていました。

あんなに望んだことなのに
なぜ喜べないの。

私がほしかったのは、こんなものだったの。



私が私を生きていなければ
正しく感じることはできません。

幽霊になって
この世をさまよっているのと同じでした。


私がすることは
今の私に感じられる範囲の幸せを
感じることでした。

今感じられるものは、
今、目の前にあるものでした。

今、持っているもの。

今、歩いて行ける場所。

今、手の届く範囲。

そこに触れて
安心を手に入れていくのだと知りました。

そこから始めていくのだと
やっとわかりました。



行きたい場所があります。
だけど今じゃないと知っています。

負け惜しみではありません。
あきらめたわけでもありません。

これが人生最後の日なら
無理して行くかもしれないけれど、
そうじゃない(はず)。

絶対に行くけれど、それは今ではない。

だって私は、その場所を感じたいから。

勢いで行って
スタンプラリーみたいに記録だけを手に入れても
意味がないから。

そんな風に雑に生きるのは
もうやめたから。

焦らないこと。
きちんと感じて味わうこと。


感じることは怖いことです。
避けたいことは山ほどあります。

それでも、ちゃんと、見ること。


絶対に大丈夫だから、と言ってくれる
その声を信じて
今日も
前へ前へ、踏み出していきます。
 

 


 

 

    

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